屋久島のアカウミガメ2017/06/08 16:41

海に帰るアカウミガメ
 屋久島は北東から南西へ島を横断して歩いた。永田岳からの下りは花山歩道を通った。途中の原生林を楽しみながら歩き、最後の1時間半ほどの林道歩きが終わると、島を一周する車道に出た。これで横断が完成だった。車道を10分ほど集落とは反対方向に歩くと「大川(おおご)の滝」のバス停に着いた。バス停からは200mほど先に滝が見えていた。屋久島横断で十分歩いて満足していたので、バス停から滝を眺めるだけにした。
 バスを5分程乗った青少年旅行村のキャンプ場で宿泊することにした。海に面した芝生のキャンプ場で、さわやかな風が吹いていた。テント設営後、20ほど歩いて栗生(くりお)集落まで行きビールと缶チューハイを買ってきた。口之永良部島の横に沈む夕日を見ながら祝杯を上げた。
 翌朝、早めに目が覚めたので朝の散歩で浜辺まで行ってみた。アカウミガメがいて、ちょうど生んだ卵に砂をかけ終わったところだった。休みながらも、意外に速い速度ではって行き、海の中に消えていった。
 翌最終日の朝、この日もウミガメが見られるかと浜辺に行ってみた。今度は卵を産むために穴を掘っているところだった。掘り終わるとピンポン球くらいの卵を産み始めた。100個ほども生んでから砂をかけ始めた。すっかり砂をかけ終わり、回りの砂浜と区別が付かなくなってから、海の方にはって行った。海に消えた時には見始めてから1時間ほど経っていた。