北根室ランチウェイの牧草地を歩く2018/06/10 13:30

トレイル整備の二人に会う
 北海道東部、根室地方には根釧台地と呼ばれる広い平地が有る。たくさんの牧場が有り、乳牛の飼育地として栄えている。今回、根釧台地の北寄りに有るロングトレイル、北根室ランチウェイを3泊4日で歩いた。
 初日は中標津町のバスセンターから根釧台地の最北部、開陽台近くの民宿「地平線」まで歩いた。二日目は、まず開陽台に登り、格子状に防風林が続く根釧台地の地平線を眺めた。開陽台からは起伏が適度に連続する牧草地や牧場を通り、小川を木の橋で渡って歩いた。車道に出たところのバス待合所には、一日三本のバスの時刻表が貼られていた。暑い日だった。昼過ぎに佐伯牧場にあるレストラン牧舎(トレイル事務局)に着いた。ポテトグラタンとパン(シナモンロール)、ミルクを注文し、冷たい水をがぶ飲みした。次の横田牧場には牛の他に馬がいた。ちょうど牧場主が車で帰って来て、「あちらには子馬がいるよ」と教えてくれた。今年生まれたそうで、再来年には「ばんえい競馬」に出場予定との事だった。養老牛温泉まで歩き宿泊した。
 三日目、牧場脇のトレイルを下っていくと小川に出た。クリンソウが咲いていた、ちょうど、草刈り用の車に乗った60歳くらいの二人組が草刈りをしながらやってきた。後ろの男性が「ちょっと待ってれ。動けなくなった」と前の男性に声をかけた。「クリンソウを避けようとしたら、はまってしまった」との事だった。後ろの男性は我々を見て「写真を撮らせてください」と言ったので「良いですよ」と返事をした。前の男性が「昨日バス停のところで見かけましたよ」と言った。後ろの男性からは「昨日娘のところに来てくれたみたいですね」と言われた。「もしかしたら佐伯さんですか」と聞くと「そうだ」との返事だった。二人は同級生で草刈りをしてトレイルを整備しているとの事だった。「美留和(びるわ)まで行くんですか」と聞かれたので「はい」と答えると「この先もきれいですよ。天気ももちそうで良かったですね。草刈りをしたので歩きやすくなっていますよ」と教えてくれた。
 牧草地を更に歩き続けると、50歳位の男女3人組がワラビを採っていた。しばらく歩いたところで休んでいると、先ほどの3人組が軽自動車に乗ってやってきた。休んでいる我々に「頑張って」と声をかけ、砂塵を巻き上げながら砂利道を走り去って行った。その日は、途中の沢で水を汲み、西別小屋で宿泊した。最終日は摩周湖を通って美留和駅まで歩いた。

コメント

_ カモシカ永井 ― 2018/06/11 06:41

片平さんこんにちは。
相変わらず精力的な山行が続いていますね。(^^♪
3年前西別小屋に泊まった時にランチウェィを歩いてきたと云う若者と同宿しました。翌朝は西別岳から摩周岳まで付かず離れずに歩きました。片平さんのレポを見て初めて「北根室ランチウェィ」と言うのを知りました。私も2週間後北海道の山旅を楽しみに出かけます。

_ 俊 ― 2018/06/12 08:41

カモシカ永井さん コメントどうもありがとうございます。
おかげさまで精力的に山登りしています。
北海道は広々とした景色を楽しみながらのハイキングができて、何度でも行きたくなりますね。
北海道の山旅を楽しんできてください。

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