今年の目標2022/01/01 13:07

みちのく潮風トレイル 綾里峠への登り
 今年は、まず島の山登りの継続を考えている。昨年は5島だった.。今年は、最低7島訪問を目標にしようと思う。昨年の瀬戸内海の島山では因島に2泊滞在して変化の有る山々をゆっくりと登ることができた。今年も一つの島に長く滞在して、ゆっくりと楽しみたい。
 次にロングトレイル歩きも継続したいと思っている。昨年は「みちのく潮風トレイル」を230km歩いたので続きを歩いてみたい。今年は300km以上を目標にしたい。もう一つ、熊野古道の小辺路も歩いてみたいと思っている。また、クロスカントリースキーも継続したい。昨年の黒姫高原でのクロスカントリースキーは楽しかった。
 本格的な登山では、まず、長年目標としながら実現できていない大雪山縦走の残り部分、トムラウシから十勝への縦走を目指したい。また九州四国の山を花の季節に行くことも毎年考えていて実現できていない。今年こそは実現しようと思う。まずは石鎚山の縦走をしたいと思う。海外の山は今年も行けそうにない。代わりに昨年同様日本全国各地方毎に一つ以上の山に登ろうと思う。特に北海道は昨年は一度だけだったので2回は行こうと思う。昨年は標高2200m以下の山だけだったので、日本アルプスに一度は行こうと思う。
 今年から地元世田谷区の山の会にリーダーとして推薦された。リーダーとして6回以上の山行を目標にしようと思う。最後にホームページについては、いっそう充実させて、今年こそ「一日あたり100人アクセス」を達成したい。

上野原市の二十六夜山に登る2022/01/06 16:21

山頂の二十六夜塔
 5日は上野原市の二十六夜山に登った。上野原駅からのバスを浜沢で下車すると、目の前には「廿三夜」と掘られた丸い石の塔が建っていた。
 キャンプ場の中を登り登山道に入ると、すぐに急登になった。まっすぐな尾根の登りだった。あずまやで小休止後、更に登って行くと、小ピークに着いた。西の展望が開け南アルプスが白く見えた。小ピークの先で稜線の道に合流した。
 稜線を緩く登って行くと山頂に着いた。「山梨百名山」の標識が建っていた。静かだった。山頂は一角が植林で山頂標識のあたりはちょうど日影になっていた。日向に移動して新年会にした。ワインで乾杯し、手造りのミネストローネ、黒豆、ユリ根の甘露煮をおいしくいただいた。標識の所は少し暗いので、山頂写真は日向で撮った。山頂から少し下った所にはミズナラの生える広い平坦地が有った。端には麓で見たのと同じ形の塔が建っていた。「廿六夜」と書かれていた。
 下りはいったん秋山川まで下りてから寺下峠へ登り返した。寺下峠からの下りでは、斜面にロープが長く張られていた。足の置き場が狭くロープも細めだった。場所によっては落ち葉が吹きだまっていた。s慎重に時間をかけて無事に下りたと思ったら、若い男性が下りてきて足早に追い抜いていった。

万葉ロードを大多喜町の三條大塚山へ2022/01/16 19:28

万葉ロードを登る
 15日は房総半島、大多喜町に有る三條大塚山に登った。小湊鉄道終点の上総中野で下車して歩き出した。まず大塚山とは反対側の七面山に向かった。途中の民家の塀に観光案内のパンフレットが袋に入って掛かっていた。1部もらって参考にすることにした。お寺の裏から一登りすると山頂に着いた。ベンチが二つ有り展望が開けていた。下には駅が、向こうにはこれから登る大塚山が見えた。
 休憩後、お寺の横まで下ると親子連れがお墓参りに来ていた。挨拶すると、お母さんから「パンフレット取りましたか? 一緒に付けた『チーバくん』の折り紙は私が作ったんですよ。どうぞ帰りに持って行って下さい」と言われた。
 いったん下って今度は大塚山を目指した。途中からは万葉ロードと名付けられた道になった。木札が約10mおきに建っていて、花と恋にちなんだ万葉集の歌が書かれていた。大塚山山頂は広くて展望が良かった。周りの山々や富士山が見えた。誰もいない山頂は風も無く暖かだった。あずまやのベンチに座って赤ワインで乾杯し、昼食とおやつを食べた。休憩後、下の広場まで下ると水仙がたくさん咲いていた。
 帰りは尾根の山道をいすみ鉄道の西畑駅まで歩いた。昔の生活道らしく、緩い起伏で道幅も広くて歩きやすかった。西畑駅は小さな無人駅だった。待つほどもなくやってきた2両連結の列車に乗り込んだ。車内は鉄道ファンらしき人達で混雑していてびっくりした。

長沼町の馬追丘陵でスノーハイクを楽しむ2022/01/24 14:10

瀞台に向け稜線を歩く
 19日は長沼町と由仁(ゆに)町の境に有る馬追(まおい)丘陵でスノーハイクを楽しんだ。数日前の大雪で札幌市方面から来る北広島駅からのバスは遅れていた。バス待ちの乗客10数人のうち2人は諦めて列を離れていった。通行人の男性が「そこに立っていると上から雪が落ちてくるよ」と親切に教えてくれた。見上げるとバス停の屋根に20cm程の雪が積もっていた。約35分遅れでやって来たバスに乗客が不平も言わず平然と乗り込んだのには少し驚いた。更に途中のバス停からも数人が無言で乗ってきた。車道と歩道の間には除雪された雪が身長ほどの高さに積み上げられ、道幅はバスが通るにはやっとの幅だった。時々雪を満載したダンプカーとのすれ違いで停車した。やがて広い国道に出てようやくスピードアップした
 東(あすま)庭園前で下りた時は40分遅れだった。最初の車道歩きは少し上り勾配で、振り返ると石狩平野の雪原がきれいだった。登山道入口の「馬追の名水」には1台駐車してあった。ワカンを付けている間に、もう一台やってきて男女のハイカーが先につぼ足で登って行った。トレースはしっかり付いていた。最初は少しトレースを離れて尾根伝いにスノーハイクを楽しみながら登った。やがてトレースと合流した。しっかり踏まれていた。足はそれほど潜らず、歩きやすかった。
 稜線に出て、山頂の瀞台(しずかだい)に向かっていくと小さなピークに着いた。ちょうど2人組が別の方角から登ってきた。「瀞台に行くんですよね。こっちは違いますよ。道を間違えたんです」と教えてくれた。二人組に付いて進んで行った。最後に一登りすると瀞台に着いた。自衛隊の基地沿いの山頂で金網越しに石狩平野が見えた。二人組が先に下山していった後、シートを雪の上に敷いて昼食休憩にした。金網に設置してある温度計が-4℃を示していた。風は無くそれほど寒さは感じなかった。
 下りは自衛隊基地内の車道をトンネルでくぐるショートカットのルートを通った。こちらもトレースがしっかり有った。行きの道と合流した所で若い女性の単独行が登ってきた。「瀞台まで行くんですか」と聞くと「行けるところまで行きます」との返事だった。ずいぶん遅くに登り始めるんだなと思っていると更に男性単独行が登ってきた。遅い時間帯に登り始める人が多い様子で、どうやら瀞台は夕陽の名所でもあるようだった。ショートカットの道を通ったおかげで、予定より1本早いバスに乗ることができた。幸い帰りのバスはほとんど遅れずに駅に着いた。ところが今度は札幌に戻るJRが5分ほど遅れた。北海道で冬を過ごすには、交通の遅れに動じない辛抱強さが必要と思った。

滝野すずらん丘陵公園でクロカンスキー2022/01/25 15:08

ノウサギコースの滑り始め
 20日は札幌市郊外の「国営滝野すずらん丘陵公園」でクロスカントリースキーを楽しむ事にした。真駒内駅からのバスは、通学時間で少し混雑していた。他の乗客を途中の学校で下ろすと、バス終点の「すずらん公園東口」で下車したのは数名だけになっていた。カントリーハウスに行き、スタッフの女性に「クロスカントリースキーをやりたい」と伝えてスキーを借りた。ロッカーに荷物を入れ、コースに入る前に少しハウス前で練習した。1kmコースは閉鎖中だったので3kmのエゾリスコースを滑ることにした。天気は曇りだった。
 コースはよく整備されていた。滑っている人は上手な人ばかりだった。久しぶりなので、ゆっくりと滑った。一周する間に同じ人に2回も抜かされた。一周に50分ほどかけて滑り終わる頃には汗だくになっていた。休憩するためカントリーハウスに向かった。ハウス前ではゼッケンを付けた子供達が練習していた。11時半になったので、早めの昼食にすることにして、広いカフェテリアで野菜たっぷりカレーを食べて休憩した。
 午後は、6kmのノウサギコースを全て滑ると時間切れになりそうなので、途中でショートカットして戻る事にし、代わりに公園の一番高いところに有る展望台に寄り道する事にした。少し滑ると展望台への分岐で、坂を登ると展望台に着いた。スキーを置き階段を最上階まで登ると360度の展望が得られた。天気も良くなって、暑寒別岳や、これから行く支笏湖周辺の山が見えた。「ここは寄って良かったね」と言いながら展望を楽しんだ。
 展望台を後にしてコースに戻り、滑りを再開した。だいぶ慣れてきてスピードアップでき快適に滑ることができた。ちょうど昼時で人も少なめだった。ノウサギコースの途中でショーカットして出発点に戻った。カントリーハウスに戻ると親子連れもいて、朝より賑わっていた。もっとゆっくり滑りたかったけれど、この日は支笏湖まで移動の予定だったので、後ろ髪を引かれる思いで切り上た。

雪の紋別岳に登る2022/01/30 14:12

紋別岳山頂直下の登り
 1月22日は支笏湖近くの紋別岳に登った。曇り空だった。宿泊した休暇村から登山口までは滑りやすい路面に気をつけながら歩いた、住宅地の裏の登山口でワカン付けて登り始めた。道は山頂アンテナの作業道で、緩い上り坂で幅が広かった。トレースがしっかり付いていてスキーの跡も有った。やがて雪が降り出した。粉雪だったので体は濡れなかった。
 道はらせん状についていて風の当たるところではトレースが消えかけていた。後からつぼ足の女性単独行が来て足早に追い抜いていった。やがてトレースは薄くなった。先行女性の踏み抜いた足跡があちこちに付いていた。山頂の鉄塔が間近に見えて来る頃に女性に追いついた。ちょうど水を飲んでいるところだった。「大変ですね」と声をかけながら通り過ぎると、にが笑いしていた。
 山頂の「紋別岳」標識は雪の上に出ていた。お昼を食べようとしていると先ほどの女性が登ってきた。「ここは始めてですか?」と聞くと「夏に一度来たことがあるんですけれど霧で何も見えなかったんです。今日も何も見えませんね」と残念そうだった。山頂の記念写真を撮ってあげた。下山する女性を見送った後、我々だけになった山頂でお昼を食べた。
 帰りは雪がどんどん降ってきた。自分たちのトレースも有って割とスムーズに下る事ができた。帰りにビジターセンターを尋ねてみた。受付の人が「ゆっくり見て下さい」と荷物を預かってくれた。翌日行くモラップ山の事を尋ねると「あそこに行く人は少ない」との話だった。ビジターセンターを出た後、遊歩道を休暇村へ戻ろうとしたら、行きより10cmほど積雪が増えていた。つぼ足だったせいで、この日一番苦労した登りになった。

モラップ山でラッセル登山2022/01/31 14:32

林道をモラップ山に向かう
 1月22日は、支笏湖の東、千歳市と苫小牧市の境に有るモラップ山に登る事にした。宿の車で林道入口が有る「スキー場入口」バス停まで送ってもらえることになった。宿の人が「きのうだいぶ雪が降ったから登れないと思ったら連絡をくれれば迎えに行きますよ」と親切に言ってくれた。車で10分足らずで登山口に着いた。12時半頃下山すると伝えると運転手から「下山時刻に確認のため連絡を入れますよ」と言われた。林道入口でワカン、スノーシューを付けて歩き出した。
 前日からの新雪が20cmほど積もる林道を40分ほど進むと、目印のピンクテープの付いた登り口に着いた。スノーシューのAさんを先頭に登り出した。かすかなトレースが残っていて、トレースの上を行くと少しだけ踏み固められていて歩きやすかった。林間の緩い登りは次第に急になっていった。途中で先頭を交代した。最後は見上げる雪の斜面になり膝までのラッセルになった。踏み込むたびに雪を踏み固めながら登った。すぐ上に見える稜線鞍部になかなか着かなかった。
 稜線鞍部に出たとたん、支笏湖と風不死岳、樽前山が目の前に見えた。ゆっくりしたいところだったが、時間が押していたのですぐに出発した。鞍部からは緩い登りだった。鹿の足跡があちこちに有り100mほど先に鹿の姿が見えた。約15分で山頂の平坦地に着いた。一番高そうな所まで登って山頂とした。
 帰りは支笏湖を見ながら鞍部までトレース上を快適に下った。鞍部からの急斜面もふかふかの雪で転んでも痛くないのでずんずん下った。行きの半分以下の時間で林道に出た。ちょうどお昼になっていたので宿に無事下山した事を連絡した。「良かったです。また、お越し下さい」と言われた。林道を「スキー場入口」バス停まで歩きバスに乗って千歳市街へ戻った。