小坂志川で夏を涼む2022/09/01 17:17

小坂志川の小滝を登る
 8月31日は奥多摩の檜原村にある小坂志川を遡行した。行きの武蔵五日市からのバスは50人近い乗客だった。払沢の滝入口でほとんど下車し、乗客は我々含め5人になった。笹平で下車して林道を歩き出した。
 10分ほどあるくと入渓点に着いた。沢靴に履き替えて水に入った。冷たくきれいな水が心地良かった。最初は緩い流れで水をジャブジャブとかき分けながら進んだ。ミンミンゼミが鳴き、脇の岩にはイワタバコの葉がたくさん有った。シーズンならさぞきれいだろうと思った。30分ほど遡行した林道の橋が見えた地点で昼食休憩にした。
 休憩後、しばらく進むと急流になった。50cmほどの小滝が連続した。釜もあちこちに有った。釜の中に入って進むと股下くらいの水量があった。思いの外、楽しい遡行だった。やがて再び流れが穏やかになった。湯場ノ沢出合に着いたところで小休止した。
 更に10分ほど進むと、この日の終了点の林道の橋が架かるところに着いた。林道に上がり足を拭いて靴を交換した。後は林道をゆっくりとバス停に戻った。帰りのバスも混雑していて座れなかった。途中で超満員になり運転手が営業所に「この先では乗客が乗せられなくなります」と連絡していた。

小坂志川で釜を楽しむ2022/09/16 18:02

小坂志川の釜を登る
 9月10日は小坂志川でウォーターウォーキングの本番だった。参加者は7名だった。Aさんは初の沢歩きで沢靴や服を新調していた。「登山用品は高いですね」との感想を述べていた。でもせっかく購入したヘルメットを忘れてしまい頭にタオルと巻いての参加となった。
 バスを下車して10分ほどの入渓点から遡行を開始した。川幅が狭くなると、横の岩にはイワタバコの葉がびっしり生えていた。ベテランのBさんが「真夏には紫の花が咲いてきれいなんだ」と説明しくれた。水が深くなった淵では魚の影が素早く動いていた。一人Cさんは「魚がなかなか見られない」とぼやいていた。
 緩い流れが一段落したところで昼食休憩をとった。休憩後は急流の遡行になった。釜が次々と現れた。渓流釣りの経験者のDさんはどんどん釜の深い所へ進み唖然とするみんなを尻目に胸まで浸かって喜んでいた。初心者のAさんも続いて釜に浸かってワイワイ言いながら登って行った。私も負けじと釜に入って進んだ所、バランスを崩してカメラを水没させて壊してしまった。一方Eさんは、水に浸かれば簡単なところを濡れないようわざわざ難しい岩をへつりながら進み「とても面白い」と喜んでいた。
 湯場ノ沢出合で半分水につかりながら記念撮影をした後、林道の橋が交差するところでこの日の遡行を終了した。思い思いに沢を楽しんだ一日だった。

日差しを避けながら日向山に登る2022/09/17 16:15

キウイの木棚の下を登る
 12日は奥武蔵の日向山に登った。芦ヶ久保駅から歩き出した。今回は12人のグループだった。最初の車道歩きは日差しが強く暑かった。登山道に入ったところで早くも一人が体調不良になりリタイアした。農村公園を過ぎると果樹園の登りになった。キウイの木棚の下は日差しが避けられて心地良かった。
 やがて桜の植栽地に出た。少し広くなった場所で葉が赤くなりかけた桜を見ながら小休止した。しばらく登って山頂への稜線に出ると、広葉樹の森になった。足下に落ちるコナラなどのドングリを踏みつけながら登った。
 登り着いた山頂は平らで広く、武甲山方面の展望が開けていた。日差しが強かったので木陰に入って昼食休憩にした。リーダーが冷たいそうめんを準備してくれたので、おいしくいただきながらゆっくりと休んだ。
 下山は琴平神社、卜雲寺を経由して寺坂の棚田に出た。あずまやで日差しを避けながら一休みした。最後は、あぜ道に咲くヒガンバナを見ながら横瀬駅に向った。全体的に暑くて、時間と標高の割に歩き応えのある一日だった。

初秋の玉原高原ハイキング2022/09/19 15:09

玉原湿原
 9月14-15日は玉原高原にハイキングに行った。初日は尼ヶ禿山に登った。玉原センターハウスに車を置いて歩き出した。玉原湖岸の道にはツリフネソウやアカマンマが咲いていた。ブナ林を登って着いた山頂は南側の展望が開けていた。日差しが強くて暑かった。昼食休憩後、早々に下山した。
 下山後は、川場村の道の駅に寄り、赤ワインと,ミニトマト、シシトウなどを購入して桐の木平キャンプ場に向かった。平日とあって広いサイトの宿泊は我々だけだった。購入した野菜や持参のさつま揚げ、ゴーヤをおいしくいただきながらゆっくりとした。
 翌朝は霧雨が降っていた。この日は鹿俣山の予定だった。玉原センターハウスに着くと3人組が先着していた。「雨になっちゃいましたね。これからコースを決めるんです」との事だった。夏休み期間のみ営業のキャンプ場を通りぬけ、霧に覆われたブナの森を登って行った。山頂は晴れていた。すぐ下まで霧が迫り、展望は得られなかった。日差しが暑かったので木陰で休んだ。しばらくすると少し霧がとれてきて武尊山山頂方面の稜線が見えて来た。
 下りの途中のスキー場ゲレンデでは駐車場で会った3人組とすれ違った。「早いですね」と言われた。林床にキノコの生えるブナ林を下っていくと玉原湿原に出た。半ば霧に覆われた湿原には木道が敷かれていた。ウメバチソウやタムラソウが咲き、シダは早くも紅葉が始まっていた。秋の気配が漂う湿原を楽しみながら木道をゆっくり歩いた。二日間、キャンプとハイキングでくつろぐ事ができた。