古ヶ丸山の帰りに2013/12/25 20:22

古ヶ丸山への稜線から 北の迷岳を望む
 山登りは、ある意味、旅行の延長だ。
 週末は三重県の古ヶ丸山に登った。まずはJRで紀勢線の三瀬谷駅まで。駅から町営バスに乗った。この町営バスには、以前、大杉谷から大台ヶ原に登った時にも乗っていて、その時は乗客も多かったと思った。今回はシーズンオフでもあり乗客は2人だけだった。首尾よく古ヶ丸山に登り、再び町営バスで三瀬谷駅へ。帰りの乗客は一人だけだった。
 駅に着いた時は、すっかり暗くなっていた。予定の列車まで約50分あるので食事をして行く事にした。行きのバスの中から目を付けておいた食堂は、今日は休みなのか閉まっていた。その先に行ってみると、一軒だけやっているお店が有り、入り口に「湯豆腐御膳880円」の看板がかかっていた。他に店もなさそうなので中に入ると、20-30才くらいの女性給仕が3人いてカウンターに案内された。居酒屋風の店だった。さすが大杉谷でカウンターは一枚の大きな木の板でできていた。なかなか立派だった。
 ビールを飲みながら山の記録をノートに書いていると、目当ての湯豆腐御膳が出てきた。暖かい湯豆腐に舌鼓を打ちながら箸の袋を見ると「創業大正十二年」と書いてあった。大正十二年にはここはどんなところだったのだろうと思いをはせながら箸袋の裏側を見たら、この三瀬谷が本店で、津や松阪、四日市に支店が有ると書かれていた。してみると、このお店で修行をしてから津や松阪で働くのかしら。それとも、ここで働いている人は津や松阪で雇われて、ここに修行に来たのかしら。などと頭の中で空想がめぐり始めた。
 何の変哲もない小さな町で、ちょっとした驚き感じ、旅の延長の山登りの醍醐味を味わった。