大蛇伝説の国見山2012/05/16 21:18

国見山山頂直下の国見神社
 週末は四国の大歩危にある国見山に登った。行きは大歩危駅から山頂まで歩き、帰りは峠に出た後、車道をトンネル出口まで下ってバスに乗るつもりだった。バスの時間を気にしながら峠から車道を下っていると、山頂で会った松山からの6人組のワゴン車が停まってくれた。「乗っていかないか」とのこと。バス時刻まで余裕がなかったこともあり、ありがたく乗せてもらうことにした。
 結局、大歩危駅まで15分ほど送ってもらった。大歩危駅に着いた時は、ちょうど前の特急が出発したところだった。次の55分後の特急は元々乗る予定だったもので、車に乗せてもらった効果はあまりなかった事になった。ただ時間はたっぷりあるので、少し駅前をうろついてみることにした。駅のすぐそばにはコンビニを一回り大きくした、その名も「歩危マート」と付けられたマーケットが有った。小さなテーブルが有り何か食べさせてくれるようだ。何かできるのか聞いてみたら「豆腐ならできる」とのことだったので、いただくことにした。サービスで石臼でごろごろ引いて作った抹茶を出してくれた。国見山に登ってきたことを伝えると、国見山にまつわる大蛇の伝説を教えてくれた。
 昔、国見山には大蛇がいて、吉野川に時々現れて人々を困らせていたそうだ。そこで国見山の登り口にある神社のあるじが108本の矢で大蛇を退治しようとした。ところが頭の良い大蛇は矢の本数を数えていて108本終ったところで安心して出てきた。実は、神社には分家した家が有り、矢を3本だけ持っていた。その3本を用いて大蛇を無事退治することができたそうだ。
 国見山から大歩危駅へ下りてくると、途中に大きな岩が有り、そこの下の湿地に大蛇が住んでいたそうだ。「上から下りてくると坂が終わり正面が少し登りになるところだ」とのこと。そういえば登りで植林が終わったすぐ後に、そんな場所が有って大岩が有ったことを思い出した。伝説が有ると知っていれば写真に撮ったのにと少し残念に思った。

撤退した雪山縦走2012/05/04 08:22

沼尻岳で張ったテント
 GW後半の雪山縦走は雨にたたられ途中で中止にした。岩手・秋田県境の山を羽後朝日岳から真昼岳まで4泊5日で歩く遠大な計画だったが、結局、羽後朝日岳の手前の沼尻岳までで撤退した。
 初日は沼尻岳まで登って幕営。この日は曇り空。後半はガスが出てきて展望は無かったものの、まずは順調だった。テント設営後、雨になった。翌3日の朝は風雨が強かった。停滞を決意。外のツエルトの中に入れて有ったザックは、ツエルトの隙間から浸水。地図や本が濡れてしまった。風上側のテント壁面のベンチレーションからしずくが落ちてシュラフもだいぶ濡らしてしまった。テントの中で火を使って本を乾かしながら、携帯で今後の天気予報をチェック。翌日4日も雨の予報。停滞してもなお雨ではこのまま山行を続ける気力が失せた。
 雨の中、テントを撤収。テントの周りの雪が雨で10cm近く溶けてテントを張っていたところが砲台のようになっていた。テントは水を吸ってずっしろと重たくなっていた。少しでも軽くとポールは持ってもらうことにした。下り始めは方角が定めにくかった。時計についている磁石では分かりにくかったのでコンパスで方角を設定。なんとか下山する尾根に入ることができた。
 登山口の牧場に下りてきて昨日と比較してだいぶ雪が溶けていたのにはびっくりした。登山口標識で記念撮影。顔だけでも元気にと精一杯の笑顔で写真に写った。

伊豆南西端の山2012/04/18 07:06

高通山山頂から雲見集落方面を望む
 山登りでうまいものを食べることは、そう多くはない。運べる食材の量に限界があるからだ。下山してからも山の中では、あまり期待できない。今までの記憶に残っているうまい食事としては、暑寒別岳に登って増毛に下山した時、下北半島の縫道石山に登って下山してきた時と、いずれも港町に下山した時だった。
 週末は伊豆半島南端近くの高通山に行った。11人参加のお花見山行で、山は雨で今一歩だった。下山したのは雲見の集落で民宿に泊まった。港があるので海産物の料理を期待していた。
 夕食は期待以上だった。伊勢海老、カンパチ、金目鯛など盛りだくさん。、一同大満足。「この民宿はどうやって見つけたのか?」と参加者からの質問も相次いだ。しかも温泉。加熱なし、水を加えていない正真正銘の温泉だった。
 また、後々まで印象に残る山登りが一つできた。

乙妻山スキー登山2012/04/11 07:08

乙妻山 北東斜面を滑り下りる
 週末の乙妻山の山スキーは良かった。前日の冬型気圧配置で雪が積もり、20-30cmの粉雪を蹴散らしながら滑ることができた。
 乙妻山は北東側にスキーに最適な広い無木立の斜面がある。これだけの広い斜面が有り、かつ傾斜も適度な場所は、そうはない。惜しむらくは行くまでに、一度、峠を超える必要があり、かなりの労力が必要な点だ。スキーヤーも15人から20人ほどいた。単独行が多かった中、7人組の若い男女のグループや女性二人組のグループもいて、山スキーの人気もなかなかのものだ。
 登山口に滑り降りてきたら、すぐ後から7人組も滑り降りてきた。口々に満足感を表していた。中には「おれ、来週もここに来よう」などと言っている若者もいた。まったく同感だ。もし、この疲れが無かったら私だってもう一回来たいと思っただろう。
 殺風景なモノトーンの山に登ることが多いこの季節。やっぱりスキー登山は格別と再認識した。

濡れネズミの鉢伏山2012/04/01 21:12

有峰口駅からの林道歩き
 週末の鉢伏山はあえなく敗退。そもそも90%の降水確率で、よく登り始めたと言った感じ。有峰口駅についたときは雨がしっかりと降っていた。駅の待合室でレインウェアを着て出発。林道に入ると積雪約50cm。30分ほど歩いた取付点からステップを切りながら尾根を登った。
 2ピッチ登るころには気温が下がり雪になっていた。11時になったので天気予報の更新に合わせて携帯で天気をチェック。この日は24時まで降水確率90%。その後、6時まではいったん回復して20%。6時から12時まで70%と再び悪化。結局、あきらめて下山することにした。
 駅に着いたときは濡れネズミ。ザックカバーの効果も無くザックの雨蓋に入れていた財布はずぶぬれになっていた。お札はとても使える状態ではなかった。無人駅なのでそのまま乗り込み、車内がガラガラなのを幸いに座席の上にお札を広げて乾かした。いくらローカルの私鉄とは言え、富山に近づくと車内に人が増えてきた。何をしているのかとのぞかれているような気がしたが、こうなれば居直るしかなかった。
 有峰口から富山までは990円。富山駅の改札で、なんとか乾いてごわごわになった1000円札を出して、お釣りの10円を無事もらった。

秋葉山に登る2012/03/26 21:06

秋葉山 山頂の神社
 日曜に浜松の北にある秋葉山に行った。山自体は杉の植林が続き、至って地味だった。変わっていると言えば山頂に大きな神社がある点だけだった。山頂にアンテナなんかがあると興ざめだが、玉砂利を敷き詰め、真新しい石段なんかがある神社があると、やっぱり山登りとしては興ざめだ。おまけに雪交じりの天気で寒いときている。
 下山は表参道を避け、西側の天竜川へとまっすぐ下った。吊り橋で天竜川を渡ったところが西川の集落だった。バス停の場所が分からず小さな食堂で仕事中の人に場所を聞いた。「そこのカーブの先に駅がある」と教えてくれた。「どちらへ行くんですか」と聞かれたので「浜松の方です」と答えると、「本数が無くてねぇ」と少し心配された。
 バス停なのに駅とは変だと思いつつカーブを曲がって少し歩くとと、小奇麗なバスの待合所が有った。次のバスまで40分有り、寒い屋外で待つかと思っていたので助かった。きれいに整頓された待合室の壁には地元の老人クラブかなにかの掃除当番表が有って、月ごとの担当が書かれていた。過疎地のバスで一日数本だけなのに、待合所をきれいに保つ努力をしているとは、なかなか感心させられた。
 山は大したこと無かったが、山里はなかなかよい場所だった。

789mの山2012/02/20 20:32

本宮山山頂直下の砥鹿神社奥宮にて
 土曜日に登った本宮山は標高789m。覚えやすい標高だ。くしくも私が789番目に登った山で、標高と山の数が一致した。
 登った山はリストにしている。789個山の名前が並んでいるかと言うとそうではない。実は途中でパソコンのデータが壊れて今のリストは692番目から書いてあり、それ以前は空欄である。
 と言うことで、山の数と標高が一致したと言っても、全然権威の無い数字だ。まあ、数だけはたくさん登ったと言うところ。20年位山登りを続けているので、年間40個も新たな山に登っている勘定だ。年間40とは、我ながらびっくりの数字だ。よくも登ったものだと思う。

大勢の登山者がいた本宮山2012/02/19 16:22

くらがり渓谷からの登りで
 土曜日に登った本宮山(ほんぐうさん)は、豊橋付近の人にとっては高尾山のような山で、それこそ毎日のように登っている人も含め、大勢の人が登っていた。
 バスを下りた「くらがり渓谷」は本宮山の北側にある。こちらの方は南側と違って登山者は少ないようで閑散としていた。夜の間の積雪が1cm位積っていた。バスからは他に二人の登山者が下車していた。「あいにくの天気ですね」と声をかけられた。私はむしろ雪の後の晴れ間で絶好の天気だと思った。風に揺られた木の枝から雪がきらきらと舞い降りてきた。谷間の林道は足跡3人分。先ほどの二人の別に、朝早くに出発した単独行の足跡があった。4人目の足跡を付けながら登って行った。やがて後ろからGパン姿の単独行が足早に追い抜いていった。木の枝の杖を1本持っていた。登っていくと今度は早朝の足跡の単独行が下山してきた。
 さらに登るとGパン姿の単独行が下りてきた。木の枝の杖を2本持っていた。抜いていった単独行とは別人だった。「本宮の湯へは、こちらですか」と聞かれた。本宮の湯らしきものは、登ってきた方には無かったので「分からない」と答えると、「この道は下に出られますか」との質問。「くらがり渓谷に出られる。バスも走っているが本数は少ない」と回答すると、納得した様子で下って行った。後でガイドブックで確認したら本宮の湯は180度反対側の私の下山予定のコース側にあり、くらがり渓谷のバスも1日3本と書いてあった。
 彼の人がバスを長いこと待ったか、それともタクシーを呼んだか興味深いところだ。いずれにしても次はちゃんと調べておこうと少しは思ったことを期待している。登る人が多いといろいろな人がいるものだ。雪が無くなってすっかり春の雰囲気になった下山道を下り、本宮の湯近くの登山口に降り立った。