西目屋村の白神山地 高倉森に登る2019/10/17 10:08

高倉森山頂近くのブナ林を歩く
 新幹線は台風の影響で徐行区間が有った。新青森駅には15分ほど遅れて着いた。良い天気だった。レンタカーでリンゴがたわわに実った津軽平野を進んだ。中腹以上が赤く紅葉した岩木山がくっきりと見えた。白神山地入口の西目屋村の道の駅は、連休最終日と有って家族連れで賑わっていた。
 道の駅から20分程走ると「暗門の滝」入口に着いた。あいにく滝への歩道は橋が台風で流されて通行止めになっていた。代わりにブナ林散策歩道を歩く事にした。「暗門の滝」に行けないのに森林環境整備協力金300円を払うのは少し損な気がした。散策道はブナナやミズナラの森を歩く道で、黄葉はまだまだこれからだった。
 翌日、予定の天狗岳は、林道通行止めで行けなかった。代わりに「暗門の滝」近くの高倉森に登る事にした。山頂近くはブナの森で、黄葉が始まってきれいだった。
 下山後には西目屋村の道の駅に寄り、お土産にリンゴを購入した。7個で420円と安く、おいしかったので、また来年も白神山地に来ようと思った。

逗子市の森戸川上流の沢歩き2019/10/10 13:42

 三浦半島、逗子市を流れる森戸(もりと)川上流の沢歩きに行った。水は少なめで高低差も少なかった。ゴツゴツした岩のナメや膝位の深さの水たまりに入りながら登った。水たまりには小さな魚がたくさんいて、思いの外素早い動きで逃げ回っていた、
 沢の横には途中まで林道が通っていた。時々ハイカーも歩いていて、「あんな所歩いている。すごい」との声が聞こえてきた。橋の下をくぐる所では、上から年配の男性ハイカーに「まむしがいるから気をつけて」と注意された。幸い小さな蛙と魚以外には生き物には会わなかった。
 倒木帯が2箇所で有った。横の斜面から根こそぎ落ちてきたみたいに倒れた木が密集していて、沢の上流が見えないほどだった。倒れたばかりなのか葉っぱの着いた枝も多かった。枝をかき分け、乗り越えながら進んだ。突破するのにそれぞれ5分位ずつかかった。
 最後に水が無くなり、標高差50m余り登ると標高200mの乳頭山(にゅうとうさん)山頂に着いた。空気の澄んだ日だった。対岸の千葉県が三浦半島の一部かと思うほど近くに見えた。

天川村の山上ヶ岳に登る2019/10/01 13:11

山上ヶ岳山頂より稲村ヶ岳を望む
 週末は奈良県天川村の山上ヶ岳に登った。洞川(どろかわ)温泉から車道を歩き、稜線の五番関に登る登山口に着いた。休んでいると車がやって来た。登山口の様子を見に来た60歳位の夫婦だった。挨拶して、これから上に登る事を伝えると。「今年3件ほど事故が有ったので、きーつけてね。」と言われた。
 五番関で幕営し、翌日8時半頃に山上ヶ岳山頂に着いた。人の気配は無く、宿坊は固く扉を閉ざしていた。立て札に「9月23日まで令和記念の開帳をする」ことが書かれていた。一週間前までは賑わっていたらしかった。静まりかえった山頂を後にして、大峰奥駈道を南下した。
 大普賢岳に着いて休んでいると、今回初めて登山者に会った。いずれも20台前半らしい三人組で、小柄でスポーティな感じの女性一人と、一人は小柄、もう一人は少し背が高くてストックを持った男性の三人組だった。女性は「高校生の時に来ているんだけれど、全然覚えていないなあ。確か8年位前なんだけれど」と言っていた。3人はクライミングが趣味らしく、ビレイがどうのこうのとかロープの扱いはこうだとか言っているのが聞こえてきた。やがて「こっちの道は良いね」と言いながら、登って来た方角とは逆の方向に下りていった。覗いてみると、確かに奥の稲村ヶ岳をバックに紅葉がきれだった。
 麓の和佐又キャンプ場で幕営し、翌朝、和佐又口バス停からバスに乗った。一日一往復のバスで、朝一本だけのバスで町に向かうと、帰りは夕方の一本だけだった。10人ほどの乗客が乗っていた。顔なじみの客ばかりらしく、乗ってくるとお互い「おはよう」と挨拶をしていた。後の席に座っていた丸顔で愛想の良さそうな60歳位の男性が隣りの客と話をしていた。「今日の試合は大事やね。5連勝だし、このまま行くと優勝するかも知れない」と言っていた。どこの高校野球の話かしらと思っていたら、中日とか広島とか聞こえてきたのでプロ野球の話と分かった。どうやらこれから阪神の試合を見に行くらしく、「こんな山奥から甲子園球場まで行くのは大変だな。しかも帰りのバスには間に合わないので泊まってこなければならない」と阪神ファンの底の深さに驚かされた。

好天の西穂高岳に登る2019/09/25 13:07

西穂高岳への登りで東方を望む
 週末は西穂高岳に登った。予報では翌日まで天気は悪かった。上高地からの登り途中で霧雨になった。西穂山荘に着いた時は本降りだった。とりあえずレストランに入って休もうと荷物を小屋の軒下の棚に整理して入れた。近くにいた50歳代の女性は「予約していたけれど泊まらずに下ります」と話していた。
 14時まで待っても相変わらず本降りなのでテントはあきらめて小屋泊まりに変更する事にした。この日の宿泊者は30人ほどで三連休にもかかわらずすいていた。外のテント場も20台前半の女性二人のテントが二張り有るだけだった。夕食時、気象予報士の資格の有る支配人から明日の天気の解説が有った。「午前中は雨が降ったりやんだりで、午後になると風も強まって、ロープウェイも止まるかも知れない」との事だった。
 翌朝、雨はやんでいた。朝食をキャンセルしていた我々は、早めに出発した。雲は次第に晴れて青空が出てきた。西の笠ヶ岳には朝日が差し、東には遠く富士山が見えた。独標まで登ると、小屋で朝食を食べてきた30代の単独行が追いついて来た。「朝食の時にいましたか」と聞かれたので、朝食抜きで出てきた事を伝えた。「朝食時にも支配人の天気説明が有り、昨日とは変わっていたんです。『雲の付き方が変わったので午前中は問題ない』との事でした。何だか言い訳みたいでした」との話だった。登山者6人とすれ違い西穂高岳山頂に着いた。誰もいなかった。すぐ後を登って来た単独行者と写真を撮りあった。
 登山を無事終え、予定より少し早く上高地に着いた。トイレ前で掃除に来ていたボランティアの男性に「どこに行ってきたんですか」と声をかけられた。「西穂です」と答えると「天気が良くて良かったですね」と言われた。

奥多摩 檜原村の大岳沢を登る2019/09/24 13:42

大滝を望む
 19日に奥多摩、檜原村の大岳沢を遡行した。前年、台風の二日後に行って水量が多く、途中で遡行を断念した沢だった。今回は再挑戦だった。
 沢の水量は前回より少なかった。前回は水しぶきを浴びながらの遡行に嫌気が差し、大滝で遡行を中止していた。今回は流れもゆるやかで、膝位の深さでも歩きやすかった。楽しみながら登って行くと、前回、苦労して着いた大滝に、あっけなく着いてしまった。「こんなに短かったんだ」どびっくりした。滝壺まで行き、滝の冷気を浴びながら一休みした。
 大滝を登山道で巻き、再び沢に入って遡行を続けた。2mほどの小さな滝が多かった。何でもなさそうに見えた滝が、意外に難しかったりして、楽しみながら遡行する事ができた。横の登山道が沢から離れる地点で遡行を予定通り終了し、登山道に上がった。
 登山道を馬頭刈尾根まで登り、反対側の白倉バス停へと下って行った。白倉集落手前の前回は崩れていた斜面は、しっかりと補修されていた。そこだけ木が生えていない事をのぞけば崩れた跡とは思えなかった。

チロルのクノーテンシュピッツェに登る2019/09/12 14:30

クノーテンシュピッツェの山小屋
 チロル山登りの終盤はシュトゥバイタールにあるクノーテンシュピッツェ(Knoten Spitze 3084m)に一泊二日で登ることにした。リフトもロープウェイも無い山で、小屋(Neue Regensburger Hütte)までは標高差約1000m、山頂までは更に約800mの健脚向けの山だった。一日目は霧だった。地味な山な上に天気も今一歩なので、小屋はすいているだろうと予想した。
 登って行くと、霧の中に小屋が見えてきた。小屋の半分は真新しい木の壁になっていて最近増築された様子だった。受付は賑わっていて、今日は混んでいると言われてびっくりした。我々の4人個室は、増築された側に有り、読書灯の付いたきれいなベッドと荷物置き場が備えられていた。食堂は調度品も新しくてきれいだった。山小屋と言うより、リゾートホテルのような感じだった。夕食はグループ毎に場所が予約されていて、自分の名前「KATAHIRA」が記載された置物がテーブルの上に有った。チロルの民族衣装の黒いスカートをはいた女性スタッフが注文を取っていた。ビール500ml(4ユーロ 約480円)を注文すると、受付時に配られたカードを読み取り機にかざし、注文データをホストコンピュータに転送していた。夕食後、受付にカードを出して、1泊2食の宿泊費と注文データに従った料金を支払った。2食付きで51ユーロ(約6100円)だった。
 翌日は良い天気だった。カールの底をしばらく登った後、カールの縁から山頂に向かって岩場をワイヤーにつかまりながら登った。山頂は双耳峰だった。ジャンダルムのようにそびえる50m程先のピーク(3101m)へは登山道が無かった。試しに途中まで行ってみたが、難しくて引き返した。
 下りでは雲行きが怪しくなってきた。後半になると雨が降り出し、やがて本降りになった。樹林帯に入る手前に小さな山小屋が有った。中に入って一休みし、暖かい物が飲みたかったのでホットミルク(1.5ユーロ 約180円)を注文した。おいしかった。小屋を出発する時には小降りになっていた。

チロルのザイコーゲルに登る2019/09/11 15:15

ザイコーゲル山頂からの展望
 チロルのエッツタールでは谷の最奥部を山小屋二泊で周遊することにした。途中ではザイコーゲル(Seikogel 3355m)にも登る予定だった。谷の最奥の村、Vent(フェント)からリフト2基で標高を稼ぎ、最初のピーク、ヴィルデス・マンレ(Wildes Mannle(3023m))に登った。日帰りの家族連れが多かった。展望を楽しみながら下ると宿泊する山小屋、ブレスラウ・ヒュッテ(Bresslauer Hütte)に着いた。大きい小屋でチロル最高峰のヴィルトシュピツェ(Wildspitze 3768m)の基地になっている小屋だった。靴置き場にはゴツい靴がたくさん並んでいて驚いた。
 翌朝には、ヘルメットとハーネスを付けた登山者が次々と上に向かう道を登っていった。我々はU字谷の中腹を横切る道を進んだ。途中の山小屋(フェアナークトヒュッテ Vernagthütte)では、時間が有ったのでハーブティーを飲みケーキを食べた。マーモットが小屋の近くにいた。更に2時間余り歩くと、この日の宿泊小屋(ホッホヨッホ・ホスピッツ Hochjoch Hospiz)に着いた。時間があったので、テラスで午後の日を浴びながら、チロルのリキュール、シュナップスをゆっくり飲んでくつろいだ。
 最終日はザイコーゲル(Seikogel 3355m)を通って谷の反対側に下り、Ventに戻る予定だった。あいにく曇り空で、途中では雨が降った。山頂手前では雪に変わった。雪の付いた岩場を三点確保しながら登るのは、あまりうれしくない気分だった。着いた山頂には誰もいなかった。幸い雪は5分ほどでやみ、青空が出始めた。氷河を抱いた周囲の迫力有る山々の展望を1時間ほど楽しんだ。
 谷の反対側への下りは緩やかで、放牧の羊もいる牧歌的な雰囲気の道だった。ザイコーゲルへの登り下りでの唯一の登山者一人とすれ違った。小屋(マルティン・ブッシュヒュッテ Martinbuschhütte)まで下ると、イタリアへの峠越えルートが通っているためか10数人の登山者で賑わっていた。食堂に入りコーラを飲んで一休みした。小屋から出発点のVentまでは、次々と登ってくる登山者とすれ違った。

みちのく潮風トレイル 田野畑村を歩く2019/09/10 15:32

鵜の巣断崖
 黒崎キャンプ場からの「みちのく潮風トレイル」はなだらかな登り下りのある整備された歩道だった。道脇には秋らしくキノコがたくさん生えていた。田野畑村に入るとすぐ三陸海岸の名勝「北山崎」に着いた。展望台からは南へ荒々しい断崖が続いていた。ビジターセンターに寄り、田野畑村で作られたアイスクリームを食べた。暑い日で水もたっぷりと補給した。
 北山崎から明戸海岸までは登り下りの多い道だった。海岸段丘になっていて、海に流れ込む沢が現れる毎に下っては登るを繰り返した。最後の方では海岸まで下った。昆布を干している人がいて「気をつけて」と声をかけられた。進んで行くと岩にくりぬかれた手堀のトンネルが二つ有った。長さは100m以上と思われ、ヘッドランプを頼りに通った。明戸キャンプ場でテントを張り、荷物を置いて更に1時間半ほど歩いて島越(しまのこし)駅まで行った。キャンプ場への戻りは三陸鉄道とバスを使った。
 最終日はテント撤収後、島越駅からの続きを歩いた。鵜の巣(うのす)断崖では車で来た夫婦の観光客がいた。「こんな良い所なのに貸しきりでしたよ」と言っていた。展望台は高さ150mほどの断崖の上に有り、見下ろすと北へ荒々しい断崖が続いていた。
 鵜ノ巣断崖からも登り下りを繰り返し、沢を幾度か渡った。予想より歩きやすかったので予定より早く小本川に着いた。最後は列車に間に合わせるため少し急ぎ足で駅まで歩き、今回の予定を終了した。