町田市の小山田緑地を歩く2021/10/12 14:11

 11日は町田市の小山田緑地を歩いた。地元の山の会の活動再開に伴って参加した山行だった。
 まず、唐木田駅から15分ほどで最初の「山中分園」に着いた。天気が良く空気が澄んだ日で広場からは富士山が見えた。次に着いたのは「大久保分園」で、坂を下ると「トンボ池」が有った。木道が敷設されていた。靜かな池を眺めながら散策した。坂を登ると開けた丘に着きベンチが有った。周囲の眺めが良く、林の間に畑の点在する多摩丘陵の景色を味わった。
 ゴルフ場の間を通って進むと「本園」に着いた。入口から坂を登って行くと広々とした「みはらし広場」に着いた。丹沢から奥多摩にかけての山々と雲のかかり始めた富士山が見えた。ベンチに座り昼食休憩にした。小さな双子を連れたお父さんが子供といっしょに遊んでいた。ガイドに連れられた5-6人のグループが次々と登って来て、ガイドの説明を聞いていた。昼食後は上池・下池に向かって雑木林を下った。足下にはコナラのどんぐりがたくさん落ちていて、踏みつけながら歩いた。暑い日だったせいか、林の中からは名残のツクツクボウシの声が聞こえてきた。最後に着いたのは「梅木窪分園」で、「アサザ池」にはツリフネソウが赤く咲いていた。ここにもベンチが有り、10人ほどが休んでいた。
 この日は久しぶりに顔を合わせた人との会話のはずんだ一日だった。起伏が多く、思いの外、歩き応えがあるコースだった。

みちのく潮風トレイル 釜石市両石まで歩く2021/10/09 13:50

林道を両石へ向かう
 みちのく潮風トレイル四日目は、釜石市の両石(りょういし)まで歩いた。まず鵜住居(うのすまい)駅から根浜海岸まで歩いた。海岸沿いの林の中のベンチに腰掛けて休んだ。次の箱崎漁港を過ぎて車道を歩いて行くと、大きなザックの男性がやってきた。トレイルを八戸まで歩く予定との事だった。「この先の御箱崎(おはこざき)への道が通行止め」と教えてくれた。
 男性の言葉を半信半疑で歩いて行くと箱崎白浜の分岐点にトレイルの通行止めを記載した立て札が有った。念のため立て札に記載の釜石市観光課に電話したところ、12月まで通行止めで間違いなかった。御箱崎の千畳敷まで行くつもりだったのでがっかりした。迂回路は山の反対側の仮宿(かりやど)まで直接向かう道だった。長く歩くつもりで早朝に出発してきたのに、時間が余りそうで途方にくれた。やがてダンプカーがやってきて細身の女性が下りてきた。「地元の人ですか? 仮宿に行きたいんですけれど」と聞かれた。「ちょうど行くところです。この道です。」と教えてあげた。
 そろそろ出発しようとしていると仮宿から車がやってきた。運転手の男性から「どこに行くんだ」と聞かれた。「御箱崎まで行くつもりだったけれど通行止めなんです」と言うと納得していた。「千畳敷まで行ったことが有りますか?」と聞くと、「有るよ、良いところだよ」と教えてくれた。歩き出すとすぐ、男性が道ばたで草取りしていた。「どこから来たの」と聞かれたので、「鵜住居からです。御箱崎へ行こうと思ったんですけれど、通行止めだったので」と答えると、「ああ、今だめなんだよね。又来てね」と言われたので「又来ます」と返事した。仮宿との間には300mほどのトンネルが有った。後ろから乗用車がやってきのでトンネルの壁側によけると我々の横で停まり「気をつけて行ってらっしゃい」と女性ドライバーが声をかけてくれた。
 仮宿からは林道を両石まで歩いた。両石では帰りのバスまで1時間近く有った。幟を立てたお店があったので、居酒屋かと思って近寄ると「つりえさ」と書いてあったのでがっかりした。仕方なく公園のベンチに座り余ったお菓子を食べながらバスを待った。

みちのく潮風トレイル釜石市鵜住居を歩く2021/10/08 13:39

鵜住居復興スタジアム
 みちのく潮風トレイル三日目は釜石市の鵜住居(うのすまい)を歩いた。大槌町から海岸沿いを進むと、やがて鵜住居に着いた。駅前の防災センター跡地には震災モニュメントが有った。防災センターは震災の約1年前にできたばかりで、避難者が集まっていたのに2階の天井近くまで水没してしまい、大勢の犠牲者が出たとの事だった。モニュメントには、津波の高さを示す線と、この地区で亡くなられた人達の名前が記載されていた。
 暑い日だったので駅の食堂で冷たい麺の昼食を食べてから続きを歩き出した。高台に立てられた新しい小中学校を右上に見ながら国道の坂を登っていった。恋ノ峠手前の標高約40m地点まで登ると、今度は谷の反対側の舗装路の下りになった。さっきまでいた鵜住居駅のすぐ近くを通った。「海岸沿いでもないのに何でこんな遠回りのルートなんだ」とぶつぶつ言いながら歩いた。
 20分ほど下って平地に出ると「釜石鵜住居復興スタジアム」に着いた。ラグビーワールドカップ1試合が行われた会場だった。きれいなスタジアムは無人だった。横を通り海辺に出て更に進むと根浜海岸に着いた。この日は、ここで終了することにした。海岸の砂浜で涼しい風に当たりながら休んだ。帰りは河口にかかる真新しい大きな水門を通って鵜住居駅まで近道して戻った。川の対岸には、先ほどまで無人だったスタジアムに中学生が集まって何か催しが行われているのが見えた。
 鵜住居駅では待ち時間が少し有った。駅前の「いのちをつなぐ未来館」を見学した。震災時の展示説明が有った。復興スタジアムは元は小中学校が有った所で、震災時には子供達が我々が下った道を逆に登って恋ノ峠の手前まで避難し、ほぼ全員が助かった、と説明されていた。

みちのく潮風トレイル大槌町を歩く2021/10/07 16:39

蓬莱島
 みちのく潮風トレイル二日目は、大槌(おおつち)町を歩いた。最初の吉里吉里(きりきり)海岸では車道から浜辺への降り方が分からなかった。下の浜にいた4-5人の中学生達に降り方を聞くと「あっちだ」と教えてくれた。行ってみても下り口が分らずうろうろしていると、気がついた子供達が「はしごー」と声をかけてくれた。途中に有った梯子を見つけ、ようやく浜辺に下りた。白い砂浜を歩くのは気持ちが良かった。30羽ほどのカモメの群れがいた、我々が近づくと、飛び立って入れ違いに我々が歩き終わった場所の方に移動してしまった。
 港を通り、防波堤を越えると弁天神社が有った。小さな島には赤い鳥居と弁天様がまつられていた。干潮時だったので、島は浜とつながり近くまで行く事ができた。海はエメラルドグリーンで島の岩場にはハマギクが咲き、きれいだった。
 岬を回ると赤浜だった。500mほど沖には蓬莱島が有った。井上ひさし作の「ひょっこりひょうたん島」のモデルの島で、小さい島の割に赤い灯台が大きかった。家族連れが釣りをしている横を通って防波堤の上を島に向かった。ちょうど12時の音楽が拡声器から放送され始めた。なつかしい「ひょっこりひょうたん島」のテーマソングだった。島周辺は波も有ったので、赤浜に戻って公園で昼食休憩にした。
 城山公園で展望を楽しんだ後、この日の終点の大槌駅に着いた。駅は「ひょうたん島」の形を模した屋根がついていて、駅前には「ひょっこりひょうたん島」の主人公のドン・ガバチョの像が有った。像の前で休んでいると、通りがかった初老の男性が「井上ひさしは釜石製鉄所が盛んな頃に山形から移ってきたんだ。駅の南側は今は空き地だけれども、地震の前には家がたくさんあったんだ。カラフトマスの養殖場にするらしい」と教えてくれた。

権現山で久しぶりの本格的登山2021/09/30 15:49

権現山へミズナラの森を登る
 夏は沢登りばかりだったので、29日の上野原市北西にある権現山への山行は、久しぶりの本格的登山だった。登りのミズナラの森は、所々どんぐりが落ちていて、すでに秋の気配が感じられた。良い天気だった。権現山山頂からは雲の上に雪を少しつけた富士山が見えた。
 権現山からは稜線を西に向かった。尾根は次第に狭くなり、やがて急な下りになって高さ3-4mの岩場に出た。足場を確認するには少し身を岩場から乗り出さなければならなかった。結局、4人全員が順番に通過するのに10分近くかかってしまった。下りてみて振り返ると、登る場合はそれほど難しい岩場には見えなかった。
 鋸歯状に細かい上り下りを繰り返す稜線を進み、ようやく三ツ森北峰に着いた。権現山以降で久しぶりに展望が開けた。ここまで時間はだいぶかかっていたものの、まだ少し余裕があった。シートを広げてくつろぐ事にした。おにぎりを食べた後、差し入れのコーヒーと梨をおいしくいただいた。
 下山は西原(さいはら)峠から小寺バス停へ出て、バスで猿橋駅へ戻った。駅では、次の電車まで30分近くあったので、自動販売機でアイスクリームを買い、ホームのベンチに座って食べながら充実した山行を振り返った。

船橋沢を楽しむ2021/09/23 15:15

船橋沢のナメを登る
 22日は船橋沢を遡行した。林道から登山道へと進み、笹子駅から30分ほどの渡渉箇所で入渓した。天気は曇りだった。
 沢は高さ1mほどの石滝が次々と現れ、川底にも石がゴロゴロしていて遡行スピードは上がらなかった。中間部からはナメが増えてきた。黒いナメは摩擦もよく効いて、滑らず快適だった。膝くらいの深さの釜も多かった。先頭者が悲鳴を上げたので何事かと思ったら「水の中を蛇が泳いでいた」との事だった。別の1人は「岩をつかんだら蛙だった」とびっくりしていた。
 ハプニングを楽しみながら登って行くと終了地点の二俣に着いた。周囲は広葉樹の森だった。大木の根元で一休みした。メモを書こうとポケットをさぐると、最後の休憩地点以降でメモ用紙を落とてしまった事に気がついた。がっかりしながら昼食を取った。帰りは沢を下った。谷は広めで、ストックを使いながら川原の石伝いに楽に下る事ができた。メモを探しながら下っていくと、最後の休憩地点近くで、メンバーの1人がジップロックに入ったメモ用紙を水の流れの中に見つけてくれた。
 天気もすっかりよくなり岩の上の木漏れ日がまぶしかった。登山道に合流してからは登山靴に履き替えて下った。林道終点まで戻りベンチに座って休んだ。赤ワインで乾杯し、この夏最後の沢歩きの締めくくりとした。

西丹沢の西沢で滝を見る2021/09/16 13:37

激流のナメをロープを使って登る
 15日は西丹沢の中川川西沢を遡行した。バス終点の西丹沢ビジターセンターで下車したのは我々の他には若い女性1人だけだった。登山届を記載してポストへ投入し、売っていたアイスクリームを帰りに食べようと思いながら出発した。
 10分ほど歩くと堰堤の上の川原に出た。天気は良く白い河原の石がまぶしかった。沢靴に交換して遡行を開始した。水の深さは膝下くらいだった。小滝を楽しみながら登って行くと、堰堤の手前に急流のナメが有った。トイ状になっていて激流だった。流されないようロープを使って登った。中流部には2段3mの滝が有った。幅広できれいな滝だった。水流の少ない右寄りを登った。小さなナメや小滝が多く楽しみながら登った。
 上流部では、脇の沢を5分ほど進んだ所に下棚(しもんだな)40mの滝が有った。日が当たり、岩に沿って白く流れる滝がきれいだった。戻って本流を更に上流へ進むと本棚(ほんだな)70mの滝に着いた。迫力が有った。滝の水流から10m以上離れていても霧となった水しぶきがかかった。体が冷えるので、ゆっくりもできず早々に引き返すことにした。
 帰りは登山道を下った。渡渉する箇所も多いので沢靴は履いたままとした。何度も渡渉を繰り返し、木橋を慎重に渡ったりしたので、思いの外時間がかかり、ビジターセンターに着いたのはバス出発の15分前だった。着替えをし、靴を交換して靴洗い場で洗うと、時間はほとんど無くなってしまった。持ってきたワインと購入しようと思ったアイスクリームはお預けとなり、出発1分前にバスに乗り込んだ。

小篠沢を登る2021/09/09 15:43

小篠沢の4段12m滝を登る
 8日は鳥沢駅南に有る小篠(おしの)沢を登った。鳥沢駅を出て国道脇の歩道を歩いていると、ちょうど通学の小学生の安全を見ていたお巡りさんに声をかけられた。「どこの山に登るんですか。最近山梨県内で遭難が多いので気をつけて下さい」と言われた。「倉岳山の方に行きます」と挨拶して通り過ぎた。小篠貯水池脇を登り小篠沢にかかる鉄骨橋で入渓した。
 沢には苔むした岩がゴロゴロしていてきれいだった。登山道がすぐ横を通っていて安心だった。高さ2-3mの滝やナメが多く、中には登るのが難しい所も有った。深さ1mくらいの釜の有る滝も多かった。所々で川底の岩が不安定な所も有った。沢に落ちた栃の実が目立ってくると2本の立派な杉の立つ夫婦杉に着いた。上には4段12m滝が見えた。
 一休み後、ロープをすぐに使えるよう準備して4段12m滝に向かった。下段の2段は緩やかで簡単に登ることができた。3-4段目は急だった。ロープを使って登った。手こずりながらも何とか登ることができた。登り終わったところで遡行を終了した。脇には大きな栃の木が有った。登山道で登山靴に履き替えていると、上から10人くらいの団体が下りてきた。ここまで誰にも会わなかったのでびっくりした。「沢登りです」と挨拶した。
 帰りは登山道を下った。途中の小篠貯水池で、あずまやに寄り道し、白ワインとお菓子をいただいて疲れを癒やした。