藤野駅から日連(ひづれ)アルプスに登る2022/02/01 14:29

日連アルプスの山麓を歩く
 1月23日は相模原市西部の日連アルプスに登った。藤野駅から車道を登山口の金剛山バス停まで歩いた。登山口には赤い鳥居と小さな祠が有ったので挨拶してから出発した。少し急な登りには何丁目かを書いた石碑が所々にあった。やがて最初のピーク、金剛山に着いた。よく手入れされた小さな神社とベンチが有った。
 小休止後、稜線を進んで行くと次のピーク、峰に着いた。男性がカップラーメンの準備をしているところだった。我々が着くと食べ初めて良いものか少しためらっていた。見晴らしが良く相模川対岸の扇山が見えた。
 峰から稜線を上り下りして進むと日連山に着いた。葉を落とした樹林に囲まれ、ベンチが一つあった。他の登山者はいなかった。ベンチと近くの落ち葉の上とに分かれて座り昼食休憩にした。「オレオレ詐欺の電話がかかってきた」など、山とは無関係の話で盛り上がった。
 次の宝山で相模川の眺めを楽しんだ後はロープの下りになった。初心者に「ロープは1人1人行くんだよ」などとアドバイスしながら下った。麓に着いてからは落ち葉のたき火を見ながら藤野駅まで歩いた。駅の観光案内所には「ゆずが特産」と書いてあった。お土産に「ゆず豆乳ドレッシング」を購入した。

上野原市の二十六夜山でリーターデビュー2022/02/02 14:18

二十六夜塔前の軽アイゼン着脱練習
 1月29日は上野原市の二十六夜山に登った。山岳会のリーダーデビューの山行で参加者は6人だった。上野原駅からのバスは1月5日の下見の時より大きい中型バスでゆったりしていた。浜沢バス停の「二十三夜塔」の前でコース説明をしてから歩き出した。曇り空だった。
 前回間違えたキャンプ場横の道は下見の成果でスムーズに通過した。途中の小ピークからは今回も南アルプスが見えた。急坂を登り切り稜線に出ると緩やかな道になった。「この道は最高ですね」とか「この道だったらいくらでも歩けるね」と言いながら、楽しく登った。
 山頂には雪は全く無かった。日が当たらず少し寒かった。服を着込んで山頂標識から少し離れた所で昼食休憩にした。静かな山頂だった。「ここは誰も来ないね」などと感想を言っていたら、1人やってきて山頂標識の写真を撮ってすくに下山していった。やがて小雪がちらついて来た。早々に出発し、予定のアイゼン着脱練習を5分ほど下った「二十六夜塔」前で始めた。落ち葉の積もった平坦地で風もなく寒くなかった。新品の軽アイゼンに手こずる人もいてベテラン参加者のアドバイスを受けながら無事練習を終えた。
 帰りはいったん尾崎集落まで下り、寺下峠へ登り返した。寺下峠でこれから向かうロープの急斜面の心構えを伝えた。ロープの斜面に着くと、ストックをザックに付けて1人ずつ下った。下見の時より落ち葉が少なくなっていて歩きやすかった。無事全員スムーズに下りて「面白かった」などの感想が得られた。最後はゆっくりと梁川駅まで歩き、予定より30分早く駅に着いて山行を終了した。リーダーデビューとしては上々の山行だった。

みちのく潮風トレイル初日は広田湾沿いを歩く2022/02/11 15:10

津波の被害を聞く
 2月7日から「みちのく潮風トレイル」を再開した。初日は陸前高田市の広田湾沿いを歩いた。まず広田崎近くの集(あつまり)までバスで行って、歩き出した。冷たい風が吹き時折小雪が舞っていた。最初の休憩地、中沢浜貝塚遺跡では丘の陰で風を避けながら休んだ。
 明神崎の小さな神社をお参りし、坂道を緩く登ると広田小学校前に着いた。ベンチが有ったので一休みした。休憩後、下校し始めた生徒を横に見ながら歩いた。しばらくすると後ろから「こんにちは」と元気な声がした。振り返ると下校中の3人の小学生だった。4年生と2年生との事だった。しばらく並んで歩いたものの、やがて抜かれてどんどん引き離されてしまった。小学生達と別れた後、大陽(おおよう)漁港まで下った。防潮堤の裏に入って風を避けながらコーヒータイムにした。大陽漁港からは左手に牡蠣の筏の並ぶ広田湾を眺めながら歩いた。
 獺沢(うそざわ)集落を過ぎた高台には矢の浦公民館が有った。前の広場からは海の眺めが良かった。写真を撮っていると、散歩の女性がやって来て「トレイルの人ですか? 良かったら少し津波の話をしますよ。この間も二人に説明したんです」と話しかけてきた。お礼を言って話を聞かせてもらった。「私の家は無事だったけれど下の方の家は流されてしまったんです。公民館へは一日だけ避難しました。停電が何日も続きました。」などと説明してくれた。海岸が近づくと、「この木は元々3本有ったけれど2本は津波で枯れてしまったんです。下に見える流木は津波で流されてきたものです。」と説明してくれた。集落外れの神社まで一緒に歩いた。「ここは夕陽がきれいだけれど、今日は雲がかかっていて残念です」との話を聞きながら、お礼を言ってお別れした。
 日暮れの迫る中、BRT(バス高速輸送システム)の小友(おとも)駅まで歩いた。駅ではタイミング良くバスが来たので、あわててマスクをつけて乗り込んだ。宿泊地の陸前高田市街へ着いた時には、すっかり暗くなっていた。

みちのく潮風トレイル二日目は高田松原を歩く2022/02/12 13:10

高田松原
 2月8日、みちのく潮風トレイル二日目は小友(おとも)から箱根山、高田松原を通って長部(おさべ)まで歩いた。良い天気だった。道には昨夜の雪がうっすらと積もっていた。最初は箱根山への登りだった。途中の小友地蔵は、震災被害者を慰霊して新たに立てられた地蔵だった。登りの広い車道には数台通った車のわだちが残っていた。
 登り切ったところは市民の森だった。寄り道マップに記載の「気仙大工左官伝承館」に行く事にして電話をかけて開いているか確認した。少し歩くと伝承館で女性の係が門の所で待っていてくれた。「お時間あるなら30分ほど説明します」との事だったのでお願いした。漆喰のなまこ塀で作られた蔵を見た後、かやぶき屋根の立派な母屋に入った。囲炉裏の回りには人数分の座布団がすでに準備されていた。手足を暖めながら建物の説明を聞いた。最後にお抹茶とお団子のセットをいただいた。30分のつもりが結局50分程になってしまった。
 箱根山を下ってしばらく歩くと津波伝承館に着いた。入口には津波で一本だけ残り、その後、枯れてしまった「奇跡の一本松」の根が展示されていた。大きくて驚いた。レストランで「わかこちゃんラーメン」を食べた。地元のわかめをそばに練り込んだおいしいラーメンだった。あいにく伝承館自体は、この日と翌日だけメンテナンスのため休館だった。外に出で浜辺まで行くと、新たに松の苗木が植え直された高田松原が有った。近くには震災遺構のユースホステル跡の建物が痛々しく残り、その手前には「奇跡の一本松」のモニュメントが作られていた。
 気仙川を渡り、長部漁港からゆるい坂を登っていると散歩の年配男性とすれ違った。「歩いて来たの?」と聞かれたので「小友から歩いてきて長部まで歩きます」と答えると、「すごいね。3万歩くらいになるのかな」と感心された。長部バス停から宿泊地の陸前高田市内に戻った。朝の雪はすっかり消えていた。歩数計は3万歩を少し越えていた。

みちのく潮風トレイル三日目 氷上山へ登る2022/02/13 18:03

祈祷ヶ原の小屋
 2月9日は、みちのく潮風トレイル三日目、トレイルを外れて陸前高田市街からよく見える氷上山へ登ることにした。バスで竹駒駅まで移動して歩き始めた。快晴だった。登山口の玉の湯までは車道の登りだった。玉の湯までの距離を示す標識が所々に有った。
 玉の湯で登山道に入ると雪が残っていた。数日前の足跡が有った。道は凍っているところも有り、途中で軽アイゼンを付けた。稜線に出ると、風が強く吹くところでは足跡が消えていた。目印のテープが所々に付いていて迷うことは無かった。小さな神社を見た後、少し下ると祈祷ヶ原に着いた。広場になっていて海が見えた。脇の小屋の前には二人の登山者がいて、小屋の中にいる人達が出てくるのを外で待っている様子だった。小屋には寄らず、そのまま山頂に向かう事にした。
 山頂へはしっかりしたトレースが付いていた。積雪は30cm程だった。樹高が低くなりツツジの潅木が増えて来ると氷上山山頂に着いた。360度の展望だった。陸前高田市の広田湾の眺めが良かった。風は少なかった。シートを敷いて昼食を食べコーヒーをいただいてゆっくりした。
 山頂からの帰りに祈祷ヶ原の小屋に寄ってみた。土間の中央にストーブが有り、周囲の板の間は透明な仕切りで区切られていた。泊まれそうだった。小屋からの下りは陸前高田市街へ直接向かう中央コースをとった。こちらは雪が少なく地面がすぐ出てきた。軽アイゼンを早めに脱いだ。急なところは無く、無事車道に出た。後は陸前高田市街の宿までゆっくり歩いて戻った。

みちのく潮風トレイル最終日は気仙沼へ2022/02/15 14:39

大理石海岸
 2月10日はみちのく潮風トレイル最終日、陸前高田市の長部(おさべ)から気仙沼市の唐桑(からくわ)総合支所前まで歩いた。長部でバスを下車したときは小雪が降っていて海は鉛色だった。陸前高田市から気仙沼市に入ると唐桑大沢バス停に着いた。屋根は無かった。すぐ近くに真新しい倉庫が有り、軒下で雨宿りさせてもらうことにした。やがて倉庫から男性が出てきた。「雨宿りさせてもらっています」と挨拶すると「寒いから中に入っても良いよ」と言われた。短時間なのでそのまま軒下で休んむ事にした。
 次の大理石海岸へは防潮堤建設工事のため迂回路になっていた。迂回路を通り、海岸に出てから山道を進むと大理石海岸に着いた。誰もいなかった。岩場の景色の良い所で、岸にはつぼみを付けた椿の木がたくさん有った。小休止後、迂回路を通ってトレイルに戻った。案内地図に「あずまや」と記載の有る所まで進むと、屋根が骨組みだけのあずまやが有った。雪は小降りになっていたので座って昼食休憩にした。海の見える高台だった。海側に小道を進むと、海を望む岩の上に小さな祠と古い石碑が有った。
 トレイルを先へ進みむと唐桑の中心部に入ってきた。バスの待ち時間が約1時間有った。カフェでコーヒーを飲もうと思っていたら、あいにく閉まっていた。代わりにバス停前の中華料理店でビールを飲むことにした。乾杯後、餃子、春巻、メンマを食べた。テレビではちょうどオリンピックの男子フィギュアスケートの中継をやっていた。演技が一段落すると店の人から「どこから来たの」と聞かれた。「東京から」と答えると、店に有った唐桑半島の地図をくれながら「歩く人結構いますよ」と教えてくれた。
 バスは気仙沼駅を通らないので、駅に一番近い化粧坂(けしょうざか)バス停で下車した。駅の方角を探してうろうろしていると、バスの運転手が窓から「とこまで行くの」と声をかけてくれて駅の方角を教えてくれた。更に通りがかりのバイクの郵便配達員が停まって駅の方角を教えてくれた。駅に無事着き、次に気仙沼に来るのを楽しみにしながら列車に乗り込んだ。

人気の坂戸山に登る2022/02/28 16:10

薬師尾根を坂戸山に登る
 26日は南魚沼市の六日町に有る坂戸山に登る事にした。春に山岳会の山行でリーダーとして来る予定だったので、下見の意味も有った。あいにくと上越線が大雪のため不通で越後湯沢から六日町まではバスに乗った。快晴だった。薬師尾根登山口で軽アイゼンを準備している間に、次々下りてくる人、登る人がいた。軽アイゼンやチェーンスパイクを着けた人に混じり長靴を履いている人も多かった。
 登山道は1~2mの雪が積もっていた。人が歩くところだけは、しっかりと踏み固められていた。思いの外急坂が続いた。下りてきた人が我々の大きい荷物を見て、「どこから来たんですか」と声をかけてきた。「東京からです」と答えると、「他にも登るんですか」と聞かれた。「ここだけです」と答えるとびっくりされた。「春も良いので、ぜひ来て下さい」と笑顔で言われた。山頂からは八海山や、魚野川沿いの平野が良く見えた。雪を踏み固めて平地を作りシートを敷いて昼食休憩にした。
 昼食後は稜線を大城に向かった。意外なほど尖った稜線を進み、小さなピークを過ぎるとトレースが無くなった。10分ほどの間、ラッセルをして大城に着いた。振り返ると坂戸山が尖って見えた。坂戸山への戻りでは2人の登山者とすれ違った。我々のトレースを利用して大城まで行っているのが見えた。
 坂戸山からの下りは往路を戻った。午後になっても続々と登山者が登ってきた.。大きく「坂戸山、ラ部」と書かれたTシャツを着た団体も登ってきていた。硬く踏みしめられた雪に少し苦労して登山口に着いたときには足がつりそうだった。帰りもバスで越後湯沢に戻った。春にまた来るのが楽しみになった。