大毛無山で楽しい雪山歩き2024/04/14 14:28

稜線のテント場
 4月12-13日に妙高市の大毛無山に登った。2日間とも快晴だった。今回は3人パーティだった。西野谷集落奥の堰堤脇に車を置き、川沿いに歩き出した。大堰堤先の徒渉点は石伝いに渡った。足につるが絡みつき危うく水に落ちそうになった。尾根取り付きからはアイゼンを付けて登った。途中でルートを少し間違え土の急斜面を木の枝をつかみながら10mほど登った。アイゼンのおかげで足が滑らなかったのは幸いだった。林道に出てからは粟立(あわだち)山の下を巻いて進んだ。雪は2m以上積もっていて、林道は部分的には単なる斜面と化していた。途中で林道をすすむのをやめ上に向かった。少し登ったところで雪の割れ目に落ち込みピッケルを使って苦労して脱出した。雪庇の切れ目から稜線に出たところでテントを張った。
 二日目はテントに荷物を置き、アイゼンを付けて出発した。林道が稜線を横切る峠の所が急な下りだったので、少し戻って雪庇の切れたところからいったん下って峠に出た。峠からの急な登りは一部で夏道が出ていた。アイゼンに落ち葉がたくさん付いてしまい、雪上に戻ったときに落ち葉を外した。スキー場の上まで来ると、ちょうどリフトが動き始めた時間だった。パトロールの男性が近づいてきて質問したので、スキー場の中は通らないことを申告した。
 スキー場を横に眺めながら尾根を登り、最後に緩く斜面を登ると南北に長い山頂に着いた。北側の尖った所まで進んで休憩した。南には妙高山が荒々しく見えた。北西側には海が見えた。記念撮影して、しばらく休憩してから名残惜しい山頂を後にした。
 テントに戻る途中では単独行とすれ違った。大毛無山の先の「不動山まで行きたい」と言っていた。テントを回収後は往路を慎重に下った。林道から離れた後は前日の足跡も不明瞭になっので往路を外さないよう注意して下った。雪もだいぶ緩くなってきた。尾根の取付点直前で先頭を歩いていたAさんが雪の下の空洞に気づかず踏み抜いてバランスを崩してしまい木の周囲にあいていた穴に落ちてしまった。幸い腰を少し打っただけで怪我はしなかっので自力で脱出できた。急坂で雪が緩んで来ると難しくなると改めて思った。苦労しながらも、無事、全員車の所に戻り楽しい雪山歩きが終了した。

湯殿山で雪山を楽しむ2024/04/23 13:05

山頂からの稜線の下り
 4月21日は出羽三山の一つ湯殿山に登った。前日は麓の志津温泉に宿泊した。宿泊手続き後、近くの雪の斜面でピッケルを使った滑落停止練習をした。夜は宿のおいしい食事に舌鼓を打った。
 翌朝は、車道を少し歩いた後、ネイチャーセンターから入山した。すぐ先にはスキーヤー5-6人のグループが登っていた。沢には水がたくさん流れ、雪も少なめで、沢を渡る所をなかなか見つけられなかった。予定の箇所を過ぎて更に70mほど標高を上げたところで沢を渡った。やや急な勾配の尾根だった。帰りも同じ尾根を下るため途中で目印を2カ所に付けて登った。
 稜線に出ると勾配が緩くなった。目指す山頂が白く見えた。山頂近くではクレバスができていた。注意しながら進んだ。山頂手前の雪のある右側斜面は急なので、安全を考えて稜線のヤブを通った。山頂には3人登山者が先着していた。集合写真を撮ってもらった。快晴で鳥海山がきれいに見えた。30分ほど休憩した。
 下りは往路を外さないよう歩いた。登って来る登山者やスキーヤーが10人以上いた。急な尾根に入ると、歩く場所が少しずれたらしく、目印のうちの一つを見つけられずに回収できなかった。沢を渡ってからは沢沿いにゆっくりとネイチャーセンターに向かった。途中で快適そうに横を通り抜けて滑って行く5-6人のスキーヤーに抜かされた。