濡れネズミの鉢伏山2012/04/01 21:12

有峰口駅からの林道歩き
 週末の鉢伏山はあえなく敗退。そもそも90%の降水確率で、よく登り始めたと言った感じ。有峰口駅についたときは雨がしっかりと降っていた。駅の待合室でレインウェアを着て出発。林道に入ると積雪約50cm。30分ほど歩いた取付点からステップを切りながら尾根を登った。
 2ピッチ登るころには気温が下がり雪になっていた。11時になったので天気予報の更新に合わせて携帯で天気をチェック。この日は24時まで降水確率90%。その後、6時まではいったん回復して20%。6時から12時まで70%と再び悪化。結局、あきらめて下山することにした。
 駅に着いたときは濡れネズミ。ザックカバーの効果も無くザックの雨蓋に入れていた財布はずぶぬれになっていた。お札はとても使える状態ではなかった。無人駅なのでそのまま乗り込み、車内がガラガラなのを幸いに座席の上にお札を広げて乾かした。いくらローカルの私鉄とは言え、富山に近づくと車内に人が増えてきた。何をしているのかとのぞかれているような気がしたが、こうなれば居直るしかなかった。
 有峰口から富山までは990円。富山駅の改札で、なんとか乾いてごわごわになった1000円札を出して、お釣りの10円を無事もらった。

乙妻山スキー登山2012/04/11 07:08

乙妻山 北東斜面を滑り下りる
 週末の乙妻山の山スキーは良かった。前日の冬型気圧配置で雪が積もり、20-30cmの粉雪を蹴散らしながら滑ることができた。
 乙妻山は北東側にスキーに最適な広い無木立の斜面がある。これだけの広い斜面が有り、かつ傾斜も適度な場所は、そうはない。惜しむらくは行くまでに、一度、峠を超える必要があり、かなりの労力が必要な点だ。スキーヤーも15人から20人ほどいた。単独行が多かった中、7人組の若い男女のグループや女性二人組のグループもいて、山スキーの人気もなかなかのものだ。
 登山口に滑り降りてきたら、すぐ後から7人組も滑り降りてきた。口々に満足感を表していた。中には「おれ、来週もここに来よう」などと言っている若者もいた。まったく同感だ。もし、この疲れが無かったら私だってもう一回来たいと思っただろう。
 殺風景なモノトーンの山に登ることが多いこの季節。やっぱりスキー登山は格別と再認識した。

伊豆南西端の山2012/04/18 07:06

高通山山頂から雲見集落方面を望む
 山登りでうまいものを食べることは、そう多くはない。運べる食材の量に限界があるからだ。下山してからも山の中では、あまり期待できない。今までの記憶に残っているうまい食事としては、暑寒別岳に登って増毛に下山した時、下北半島の縫道石山に登って下山してきた時と、いずれも港町に下山した時だった。
 週末は伊豆半島南端近くの高通山に行った。11人参加のお花見山行で、山は雨で今一歩だった。下山したのは雲見の集落で民宿に泊まった。港があるので海産物の料理を期待していた。
 夕食は期待以上だった。伊勢海老、カンパチ、金目鯛など盛りだくさん。、一同大満足。「この民宿はどうやって見つけたのか?」と参加者からの質問も相次いだ。しかも温泉。加熱なし、水を加えていない正真正銘の温泉だった。
 また、後々まで印象に残る山登りが一つできた。