古部山で読図練習登山2024/02/06 16:54

大天狗山への登り
 2月2日は甲州市の大天狗山から古部山(こぶやま)への周回コースを登った。甲斐大和駅からの小型バスは満席だった。我々以外は一つ先の温泉まで行く人がほどんどだった。竜門峡入口で下車して舗装された林道を歩き出した。30分程登ると登山口で標識が有りテープがたくさん付いていた。今回は登山地図の赤破線を歩くコースだった。Aさんは読図練習も兼ねてコンパスを最初のピークの大天狗山に合わせた。周囲の木々はすっかり葉を落としていた。登山道は落ち葉がたくさん積もり少し不明瞭だった。
 大天狗山への最後の登りになると、それまでの緩やかな尾根は一変し、ロープの付いた急登になった。落ち葉に埋もれた道に四苦八苦して登った。大天狗山山頂にはちょうど昼時に着いた。「白菜の浅漬け」や「切り干し大根としみ豆腐」などをおいしくいただいた。
 大天狗山からしばらく進むと、この日の最高点、古部山に着いた。Aさんがコンパスを合わせ、進む方向は60度ほど左に向う事を確認してみんなに伝えた。落ち葉が多く、今までよりいっそう分りにくい道になった。登り下りも多かった。昔の町村の境界で、赤い境界見出標が目印になっていた。徳並山は境界見出標から離れる所だった。Aさんのコンパスによれば再び60度ほど左に曲がる地点だった。一見すると急坂で進めそうにない方向なので、しばし進行方向を議論した。やっと頼りなげなテープを下に見つけ、全員納得して進行方向を変えた。手も使って急坂を下った。しばらく下ると明瞭な尾根になった。尾根は少し枝分かれしていた。茂みに埋もれかけたロープに沿わずに下った先頭のBさんは急な斜面をトラバースして正しい尾根に戻った。下に見えた植林地まで下りて、やっとほっとした。
 尾根の末端には動物よけのフェンスが有った。開閉して通過すると果樹園に出た。すぐ下が林道だった。後はゆっくり甲斐大和駅まで下った。山中で結構手間取ったため予定の電車には間に合わず、1本後の電車に乗った時は夕闇が迫っていた。今回、山中では誰にも会わなかった。

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