釧路湿原を歩く2024/03/11 20:00

岩保木山の稜線を歩く
 3月5-6日は釧路湿原を歩いた。初日の午前は岩保木(いわぼっき)山に登った。村田公園からの登りは10-20cmの積雪でワカンを付けた。稜線の林道に出ると雪が無かったり、雪が有っても車のワダチが有ったのでワカンは外して歩いた。岩保木山の三角点は林道から5mほど右手、積雪約20cmのところに、足跡も無くひっそりと立っていた。帰りは林道の近道を下り遠矢(とおや)駅まで歩いた。
 午後は列車で塘路(とうろ)駅まで移動した。ちょうどSL冬の湿原号とのすれ違いで駅は賑わっていた。国道を30分ほど歩いてからサルルン展望台とサルボ展望台に登った。途中の樹林帯では鹿を数頭見た。展望台からは塘路湖や湿原の眺めが良かった。
 二日目は温根内ビジターセンターから堤防の上を雪裡(せつり)川に出るまで約2時間歩いた。最初、堤防上に有った10cmほどの積雪は、30分ほど歩くとなくなった。途中には鹿の囲い罠があった。鹿の群れがあちこちにいた。鹿の群れが駆けていく様子は、まるでテレビで見るサバンナの様相だった。目的地の雪裡川が近づくと、つがいの丹頂鶴がいた。雪裡川のほとりで休憩した。
 帰りに鹿の囲い罠のところまで来て休んでいると、3人が乗ったトラックがやってきた。「何か調査ですか」と聞かれたので「湿原を見に来てビジターセンターに戻るところです」と答えた。「今から鹿の罠を仕掛けるんです」と説明してくれた。見ていると囲いの中に何かを入れていた。ビジターセンターに戻り帰りのバスに乗り込んだ。