GWの雪山2009/05/07 19:47

烏帽子山を目指して稜線を歩く
 GW後半に飯豊連峰近くの烏帽子山に行ってきた。今年は積雪が少なかったので、さぞかし大変だろうと思っていたが、実際はたいしたことなく、快適な登山を楽しめた。ヤブ漕ぎは有るには有ったが苦労したのは合計しても1時間前後だったと思う。
 全く同じコースを歩く人が前に4人、後ろに1人いた。いずれも下越山岳会の人だった。後ろの1人には御西避難小屋で追いつかれた。何度もこのコースを歩いているそうで、「今年は平年並みの残雪の量だ」と話してくれた。雪の量がまずまずだったため、予定の時間よりも少し早めに行動することができた。そのおかげで下山コースも石転び雪渓から、より安全な西俣ノ峰経由のコースにすることができた。
 今回のコースの良い点は、長い苦労の多いコースを歩いた末にたどり着くのが飯豊の最高峰、大日岳である点だ。高みに向かってどんどん登っていく感じだ。他の残雪期の縦走コースと異なった魅力だろう。上りきった後は、飯豊の稜線漫歩が待っている。数多くの残雪期の縦走をやってきたが、その中でも今回のコースは白眉のコースだった。

意外に難しかった高松岳2009/05/11 20:32

小安岳への登り
 週末に秋田県南部の高松岳に登った。標高が1300mちょっとなので、それほど難しくないと予想したけれど、実際はかなり難しいコースだった。飯豊連峰よりも難しかったかも知れない。
 残雪期にはあまり歩かれない山なのか、出合った人は一人だけ。足跡も気温が高いせいで分からなくなった。登りの小安岳経由の道では少し迷ってしまった。雪の斜面のトラバースで少し上に登りすぎてしまったのだ。下りに通った山伏岳経由のコースでは足跡は全くなし。積雪期に登る人も少ないのか赤テープもほとんどなかった。今回は2万5千分の1地形図ではなく、昭文社の山と高原地図(5万分の1図)だったため地形も今一歩判別しずらく、似たような尾根のどちらを下りるべきかとても分かりにくかった。登山道を見つけたときはほっとした。
 でも一番危なかったのは登山道を見つけた後で、下るうちに雪渓を渡る箇所に出たときだった。反対側に登山道の続きは見えていたが、30度以上の急斜面のトラバースは緊張した。むろん飯豊の時もこれくらいの斜面はあったけれど、そのときはピッケルが有った。今回はストックだけだったので返って難しかった。
 有名な高い山より人の少ない低い山の方が、よほど難しいと改めて思った。

写真が雑誌「岳人」に掲載2009/05/15 07:52

霧氷の中をタカマタギを目指して登る
 今週末は久しぶりに山登りをしないことにした。同行予定者の都合が悪くなったのと、天気もかんばしくないためだ。
 どう過ごそうか考えていたら、昨日、雑誌「岳人」が送られてきた。投稿した写真が掲載されたのだった。普段ホームページに写真を公開していても雑誌に写真が載るとうれしいものだ。どんな写真かは本日発売の「岳人」を見てのお楽しみとして、ここでは同じ山行で撮った写真を雰囲気が少しでも分かるようにと代わりに載せた。
 これからも、はっとさせられるような写真を撮り続けられたらと思う。

新しいザックを購入2009/05/17 10:00

 山登りをしない週末だったので、代わりに山用品を買ってきた。今回はザックを買った。今までのザックは布地が擦り切れて穴があいてきたためだ。両方の肩のところとウエストベルト、それに雨蓋と合計数箇所擦り切れていた。肩のところは中のスポンジが見えていた。約10年間使っていた。仮に飛行機に乗ったとしたら、荷物を預けるのが少し恥ずかしいくらいの代物だ。これだけ使えば十分だろう。
 重さは前のが2.2kgで、今回が1.95kg.。少しだけ軽量化できた。本当は1.5kg位のにしようと思っていたが、ウエストベルト付近の固さが納得できなくて、結局、軽量化の面ではちょっと不十分な結果になった。
 ザックを買うと使ってみたくなるのが人情で、さっそくテント泊の山行の計画を立ててみようと思っている。

竹の子のおみやげ2009/05/25 07:52

湯ノ沢岳 二合目にて
 週末の湯ノ沢岳は雨が降りちょっと残念だった。その代わり、登山後に竹の子掘りをして、おいしい竹の子に舌鼓を打った。竹の子掘りをするのは初めてで、鍬がうまいこと当たらずにあまり下の方まで掘り起こせず切断面も斜めになってしまった。後はベテランにまかせ、掘った竹の子の運搬作業をもっぱら担当した。
 結局、おみやげの竹の子は一人当たり8kgほどになった。このまま一人では食べきれないので、実家によってあらかた置いてきた。両親は大喜びだった。
 山に行っておみやげは、普段はほとんどない。たまには、おみやげありの山登りも良いものだ。

山の休みの日は 山登りの計画立案を2009/05/30 08:55

 予定していた北陸地方の山登りは、どうも天気予報が思わしくないので中止にした。予報は悪目にされることが多いようで、少なくとも今現在の三島は青空が広がり良い天気だ。やっぱり行けばよかったかも知れない。
 人と約束していれば行ったと思うけれど、単独だと何かと理由をつけてすぐ中止したくなる。でも私の経験では行くかどうか迷ったときに山登りを決行して後悔したことはほとんどない。登っているときには、たいてい来て良かったと思っている。
 さて、たっぷり空いた時間をどう使うかだ。先々週に山登りの道具を買ってしまったので、今週は特に買い物もない。こんなときは山登りの計画を立てるに限る。計画立案は安全に登るために重要なのかも知れないが、山登りをより楽しむためにも重要だ。特に、GWの残雪の山登りは、よく調べて良いコースを見つける必要がある。例えば、今年行った飯豊でも、下調べしなかったら、頼母木山から西俣ノ峰を経由して下山するコースに気が着かず、石転び雪渓を下山することになったろう。昨年の北海道の群別岳も雄冬山~群別岳~暑寒別岳と周遊するコースを見つけられなかったろう。
 GWも終わり、さしあたっての課題は夏休みや9月にある5連休の計画だろう。夏休みはガイドブックなどの紹介も多く比較的計画を立てやすいが、秋の連休は難しい。高山植物の季節は終わり、紅葉にはまだ早い。良い計画を作るにはかなり検討しなければならないだろう。