山頂の先を楽しむ山登り2010/07/05 21:29

雷電山のお花畑
 週末は北海道の雷電山に登った。日本海側の登山口、朝日温泉から山頂までは樹林帯やハイマツで単調な登りだった。咲いている花と言えばゴゼンタチバナが目立つ程度だった。期待した日本海の展望も霧がかかってぱっとしなかった。
 良かったのは山頂を過ぎてからだった。山頂を少し過ぎるとお花畑が広がっていた。ニッコウキスゲやトカチフウロ(チシマフウロかも知れない)がたくさん咲いていた。さらに進むと五ツ沼の湿原だった。木道も敷設されず原始の姿のままだった。人は誰もいなかった。
 多くの人は山頂まで来て引返すのだろう。雷電山の魅力を十分理解せず、記憶に残らない山になってしまうに違いない。残念な事だ。
 今回は山頂だけにこだわらず、縦走にしたから北海道の原始の魅力を味わえたのだと思う。これからも山頂の先を楽しむ山登りを続けたいものだ。