房総半島の花の山へ2011/02/03 22:11

 週末は房総半島の烏場山に登る予定だ。計画を立ててみて意外に遠いのに気が付いた。三島からだと時間的には先日行った三重県の山の方がずっと近い。普段、千葉県の山に行く気になれないのは時間がかかる点が理由の一つだ。
 房総半島の中ではこのコースは人気が多そうだ。花嫁街道と呼ばれているらしい。今頃はちょうど花の見ごろで魅力的な山歩きを楽しめそうだ。花を楽しみながら、ゆっくりと歩きたいと思う。

房総半島の山2011/02/08 21:09

烏場山山頂直下の見晴台
 週末は房総半島先端近くにある烏場山に登った。計画を立てたとき、かなり遠い山との印象を受けていた。行ってみると、実感としても移動時間が長く感じた。下車駅の和田浦駅は房総半島でも東京駅から一番遠いところにある。つまり内房線で行っても外房線で行っても時間的にはたいして変わらない。行きは外房線の各駅停車に乗った。高い目印となる山が無くて変化に乏しい風景に、いいかげん飽き飽きした。
 さて、電車を下りると、駅のホームに菜の花を始めとする花々がきれいに咲いていた。これはと思って登山口に歩く間にも、菜の花がきれいに咲いていた。回りの畑には温室が有り、きれいな花々が栽培されていた。温室のビニールで覆われていなければ、もっと良いだろうにと思ったが、そうも行かないだろう。一方、山に入るとマテバジイなどの照葉樹林が茂っていて花はあまり無かった。気温は暖かく、汗ばむほどだった。山頂直下に見晴台があり芝生状になっていた。ワインでも持ってきていたら飲みながら寝そべりたい雰囲気だった。
 烏場山は標高が低いので登頂自体にはあまり意味が無い。むしろ長い尾根歩きの方に意味がある。この高さで車道などの人工的な構造物に会わずに半日歩き続けられるというのは、ある意味脅威だろう。ただ、展望自体は回りが低い山ばかりで見るべきものがない。地形的な興味と言えば、最後にいかにも房総半島らしいU字型の渓谷を少し通った事くらいだろう。
 帰りは時間の都合で内房線に乗ることにした。これでちょうど半島を一周したことになった。登っている時間より電車に乗っている時間の方が長かった一日だった。

週末は山形の低山へ2011/02/10 18:34

 週末の3連休は山形県の低山に行く予定だ。どうも天気は悪そうだ。低山なので多少天気が悪くても登れるとは思うが、悪すぎた場合は中止にしようと思う。もしかするとホテルや喫茶店で本を呼んでいるだけになるかもしれない。まあ、のんびりとして来ようとは思っている。

雪を蹴散らしながら2011/02/15 21:23

白鷹山への登りのブナ林
 3連休で、山形の低山に3つ登って来た。初日は曇り空。二日目、三日目は雪だった。雨だと登るのは大変だが、雪だとけっこう登ることができるものだ。どの山も雪が多く積もっていたのでワカンを使った。思いのほか楽しむことができた。
 初日は白鷹山で、穏やかな天気にパラグライダーが飛んでいたほどだった。一方、気温は低く、山頂小屋で食べたインスタントの豚汁は、沸騰したお湯を入れただけではぬるすぎて、うまくなかった。回りの経験者のように具を暖めた後にお湯を入れるべきだった。二日目の葉山は枝に付いた氷の結晶がきれいだった。普通なら霧氷になって枝の風上側だけに氷が付くのだが、この日は風がほとんど無かったせいか、枝の回り全ての方向にトゲが伸びるように氷の結晶ができていた。
 最後に登った千歳山は3つの山の中では一番標高が低かったのに、風が強くてつらかった。実際、経験者が同行していなかったら途中で引返したかもしれなかった。その代わり、我慢して登ったご利益で、山頂からはふかふかの雪を蹴散らしながら下る楽しみを得た。
 いずれにせよ、山登りはあまり消極的にならずに、思い切って行ってみることが大事だと思う。どんな山でも予想外の楽しみがあるものだ。

大光山(おおぴっかりやま)へ2011/02/17 22:49

 今週末は近場の大光山(おおぴっかりやま)へ行く予定だ。安倍川の上流、東側にある山だ。割と人気のある十枚山の北にある。もっと大胆な説明をすると、南アルプスの間ノ岳から農鳥岳を経て駿河湾に向かって稜線をずっと進むと、やがて通る山と言う事もできる。何でこの山に行こうとしたのかと言えば、名前にひかれた点がある。ちょっと不純な動機だ。
 このところ雨や雪の降る日が多いので、おそらく山頂付近は雪が積もっていると思う。予定では周遊コースのつもりだが、登るのに手間取った場合は往復コースに変更するかもしれない。気をつけて行って来ようと思う。

自分だけの良い山 大光(おおぴっかり)山2011/02/21 22:31

大光山最高点より南アルプスを望む
 大光(おおぴっかり)山は思いのほか良かった。実は名前に引かれて行ったようなもので、多くは期待していなかった。そもそも、おおぴっかりと読めるのは、よほどの山登りの通だけだろう。
 安倍川上流の梅ヶ島温泉の周囲には登山対象となる主な山が4つほどある。一番登られるのが山伏(やんぶし)で、その次あたりが十枚山(じゅうまいさん)と八紘嶺(はっこうれい)。大光山は、ほとんど無視される状態だ。昭文社の地図でも文字の大きさが一ランク小さい。縦走の途中に寄られる山と言った感じだ。
 縦走路には大光山の三角点と山頂標識がある。実は三角点のある位置よりも約100m西側の縦走路から外れた位置に10mほど標高の高い最高点がある。縦走路から外れているので気付かない人もいるかも知れない。しかも樹林に囲まれた三角点よりも笹原の上にある最高点の方がはるかに展望が良い。縦走路を通っただけの人は「大光山は何と地味な山だ」と思うに違いない。おかげで大光山の最高点は南アルプスの展望がすこぶる良いにもかかわらず静かなたたずまいだ。おそらく大光山の三角点や山頂標識が最高点に有れば、きっと十枚山や八紘嶺並みの人気が出るだろうにと思った。
 今回は自分だけの良い山を発見できて、ずいぶん得をした思いがする。これだから山登りはやめられない。

気分転換にクロスカントリースキーへ2011/02/24 21:18

 土曜日は福島県の土湯温泉にクロスカントリースキーをしに行く予定だ。以前は雑誌にも冬になるとクロスカントリースキーのコース紹介が乗っていたものだ。スノーシューの普及と伴に、いつの間にかクロスカントリースキーの記事は駆逐されてしまった。やる人も減っているのではないだろうか。
 私の場合は1年に一度クロスカントリースキーをすると決めている。せっかく道具を買ったし、滑らない年があると滑る方法を忘れてしまいそうだからだ。そうは言っても平坦で雪が多いところとなると限られてしまう。今回行くところも、はたして魅力があるところなのか今一歩自信が持てない。あまり期待も無く、単なる気分転換と思って行って来るつもりだ。

板に感謝2011/02/28 21:21

女沼のほとりで
 土湯温泉にクロスカントリースキーに行った。最近は、一年に一度はクロスカントリースキーをすることにしている。今回は、年一度のノルマを果たした感じだ。
 土湯温泉の裏には沼がいくつか有り、沼めぐりをしようとの趣向だった。雪は20cm位。朝はカリカリで緩い登りなのに苦労した。沼は人もおらず静寂に包まれていた。樹林帯の中を滑る事が多く、遠くの景色を楽しむことができないのがちょっと物足りないところ。それでもスキーの跡が有ったので他にもクロスカントリースキーの愛好者はいたようだ。積雪もそれほど多くないものだから、南斜面になっている女沼の北岸は雪が積もっていなかった。帰りは温泉で一浴。シーズンオフらしく誰も入っていなかった。
 スキーだと登りでは歩きよりもエネルギーを使うのか、時間の割には、たっぷり運動した感じがした。植林帯で杉の枝が落ちている雪面を滑ったりしたので、だいスキー板を酷使した感じだ。最後にスキーを脱いだとき、「今日一日良く働いてくれました」と板に感謝したくなった。