竜爪山で おむすびころりん2015/03/11 19:57

肝冷しの滝
 週末は静岡市、安倍川の東にある竜爪山に登った。登山口には50台近くの車が停めてあり、賑わっている様子だった。
 登山道には何丁目かを書いた石や木の柱が立っていた。八丁の先で「肝冷しの滝」へ下る道が有った。行ってみることにした。最後のガレ場を通ると滝のすぐ近くまで来ることができた。写真を撮った。
 さて戻ろうとガレ場を体を傾けながら通過していたら、ポットを落としてしまった、続いておにぎりがポリ袋ごと落ちてしまった。おにぎりは途中で袋から出てあちこちに散らばってしまった。ザックのチャックを閉め忘れたのが原因だった。「これは、おむすびころりんだ」と舌打ちしながらガレ場を注意深く下った。ポットとおにぎりは泥で少し汚れたが、水につかること無しで無事回収できた。見上げると滝を間近に見ることができた。図らずも滝壺の近くから滝を眺める事になり、滝を見ながら一休みした。
 山頂への登りでは大勢の登山者とすれ違った。山頂に着いたときは、すでにほとんどの登山者が引き上げていて、一人登山者がいるだけだった。おにぎりの包みに着いた泥を払いながら、静かな山頂で昼食休憩にした。青々とした駿河湾がきれいだった。

栗子山 断念2015/03/22 20:17

左奥が山頂 右の山頂の手前で断念
 週末は栗子山に登る予定だった。米沢スキー場の駐車場でスキー靴を履いて準備している時に左足のソールが取れかけているのに気がついた。運動靴から外した靴紐を使ってソールがスキー靴から外れないよう応急処置をした。スキー場の最上部までリフトで登り、シールを着けて登り始めた。
 山頂まで半分近く来た時にスキー靴のかかとが壊れてしまった。包帯を止めるためのテープで固定して修理した。本来は肌につけるテープのため粘着力は今一歩だったが何とかそのまま登り続ける事ができた。山頂まで残り1/3近くになった時、霧が出て視界が悪くなり、風も強くなって来た。この日はここまでとし、翌日空身で山頂を往復することにして幕営することにした。少し戻った平坦地にテントを張った。
 翌朝は快晴だった。冷え込んで雪は硬くなっていた。スキーアイゼンを付けて出発した。急坂では靴になるべく負担をかけないようエッジを立てて登っていった。テント場から山頂までの1/3近く進んだ時に、靴の先端部が破損してスキー板に靴を固定することが困難になってしまった。やむなく、あきらめて引き返すことにした。ザックにスキー板をくくりつけ、かかとでステップを切りながら下った。テントを回収して重たくなったザックを背負って下り始めた。時々、ザックに付けたスキーが木の枝に引っかかって歩きにくかった。
 下るに従い靴の破損はひどくなってきたインナーブーツが靴の先端部からむき出しになってしまった。右足のソールも取れかけてきた。予備に持っていた残りの一本の靴紐を使ってソールを固定した。快適に滑るスキー場のスキーヤーを横目に見ながら大きなザックを背負って下った。右足がやけに滑ると思ったら右足のソールは靴紐もろともいつのまにか無くなっていた。幸いインナーブーツは多少防水性があるらしく靴下が少し湿っただけで無事下山する事ができた。ただ、帰りでは片足の運動靴の靴紐が無くて歩きにくかった。同行者には出発前にちゃんとチェックしておくべきだと怒られた。

幕山に登る2015/03/31 21:41

南郷山からの下りで
 日曜は、今度、中学生2年生と高校1年生になる親戚の子供たちを連れて湯河原近くの幕山に登って来た。予報では午前中30%、午後60%との事だったので、早めの13時過ぎには下山する計画を立てた。
 バスを終点の幕山公園で下車して歩き始めた。梅の木が多い幕山公園は、シーズン中には大勢の人で賑わうらしいが、この日は梅の季節も終わって静かだった。それでも名残の梅が少し咲いていて、きれいだった。岩場にはクライミングの練習をする人たちが数人いた。幕山山頂には、登山者が数人いた。10分ほど休憩した後、隣の南郷山にも行ってみた。南郷山山頂の他の登山者は一人だけだった。すっかり曇り空になり冷たい風も吹いて来た。シートを敷いて防寒の帽子、手袋、服を着て昼食休憩にした。
 南郷山から下り始めると展望が開け、相模湾に着き出す真鶴岬が視界に飛び込んできた。携帯で風景を撮る子供たちを見て、この日の山行の成功を確信した。
 帰りはバスまで時間があったので湯河原駅まで歩いた。雨が降り出したのは三島に戻ってからだった。