房総の山へ2015/02/06 21:22

 週末は千葉の山へ行く予定だ。寒い季節には温暖なところへとの趣向。鋸山は海のそばで、空気が澄んでいると東京湾の向こうに富士山が見えるかも知れない。二日目に行く元清澄山は照葉樹林の森を歩く山で、ちょっとした森林浴ができるに違いない。思い切り外で体を動かして来ようと思っている。

国見岳へクロスカントリースキーに2015/02/10 22:38

 明日の祝日は福井県の山、国見岳にクロスカントリースキーで登ってこようと思っている。クロスカントリースキーは年一度はやることにしている。クロスカントリースキーのガイドブックに紹介されていた山で、かつ「日本の山1000」にものっていたので行く事にした。天気はそれほど崩れないようなので、そこそこ楽しめるものと思っている。展望が良さそうなので福井平野の眺めを楽しめそうだ。

国見岳の足跡2015/02/14 06:08

国見岳へ林道を登る
 2月11日は福井市西にある国見岳にクロスカントリースキーで登る事にした。福井駅前でレンタカーを借り、河内町まで行った。ここから一番奥の集落、奥平までは道幅も狭くなり、除雪も不十分で路上には雪が3~5cmほど積もっていた。わだちにハンドルを取られ、車輪も少しスリップしたので途中で引き返し、河内町に駐車することにした。河内町で車を駐車しようとしていたら、ちょうど民家から50歳くらいの女性が出てきた。ここに車を駐車したい旨伝えると「こちらの方が車が通らなくて良い」と自宅前の方を勧めてくれた。お礼を言って駐車位置を変更した。準備をしている間に除雪車が奥平集落に向けて登っていった。
 スキーをかつぎ、除雪されて歩きやすくなった道を奥平まで登った。奥平では除雪車がまさに除雪作業中だった。集落外れでスキーを付け登り始めた。積雪は30cm程だった。トレースは無く、兎などの足跡を見るだけだった。林道は斜面を大きくジグザグに登っていて、勾配も緩く、なかなか標高を稼げなかった。水が流れやすいところが有るらしく、雪がへこんでいるところが有った。巧みに避けながら登った。ところどころ上から雪のかたまりが落ちてきているところが有った。くるくる回って落ちるらしくバームクーヘンのように巻き付いた雪のかたまりになっていた。全体の1/6ほど登ったところで林道支線が左へカーブして分岐していった。一休みしたところは、全体の1/3ほど登ったところで電線が下から上がって来ていた。
 林道は電線と並行して進むようなった。小さな鳥居が有った。道が谷を回り込むところに来ると谷の反対側から猿の悲鳴のような鳴き声が聞こえてきた。5秒ほど聞こえただろうか。悲鳴が聞こえなくなると、すぐに元の静けさが戻った。カーブを曲がると下の方に狐が見えた。少し進むと雪の上に真っ赤な血が10円玉くらいの大きさで付いていた。前方にはもう一匹の狐が向こうへ向かって歩いている姿が見えた。どうやら狐が獲物を襲ったようだった。どのような闘争が有ったかは想像するしか無かった。狐は何も口にくわえていなかったので、獲物は取り逃がした様子だった。狐の足の方が私のスキーよりも早かったので狐の姿はやがて見えなくなり、足跡を追うだけになった。その足跡もやがて谷の方に下りていってしまった。
 山頂は曇り空で福井平野も霞んでいた。風が少し冷たかった。小休止して元の林道を下り始めた。下りも緩い坂のため歩くような感じでスキーを滑らせた。それでも行きのトレースの跡を滑ると登りよりは軽快に進むことができた。いつのまにか狐を見た箇所を通り過ぎ、電線が上がって来るところに着いた。行きには無かったワカンの足跡が下の斜面から登ってきていた。どうやら私が山頂に行っている間に登ってきたらしかった。足跡はここで引き返して、谷の方に戻っていた。更に進み、林道支線の合流点からは支線の方からワカンの足跡、つぼ足の跡やショートスキーの跡などが合流した。せっかくの私のトレースも穴ぼこだらけにされてしまい快適さもうすれてしまった。奥平でスキーをしまい、河内町で車を回収して福井に戻った。

星空の元清澄山2015/02/18 21:54

元清澄山山頂
 2月8日に千葉県の元清澄山に登った。道の駅に車を置き、まず車道を三石山まで登った。三石山からは山道に入った。ところどころ大きなモミの木が生えている雰囲気の良い道だった。予報通り、途中で雨が降ってきた。元清澄山山頂では、雨の中、昼食を食べた。木の幹を水が流れ落ちるほどの本降りだった。
 下山は雷鳴が聞きながらの歩きになった。黒塚番所跡付近は私の持っていた旧版の地形図「坂畑」でははみ出したところで1kmほど地形図無しの歩きになっていた。黒塚番所跡には関東ふれあいの道と鍋石への道との分岐があり、君津市では鍋石への道は通行止めにしていた。同行者によると、「以前この道を通った事があり大丈夫」との事だったので、予定通り通ることにした。歩きやすい道が続いた。滝を横切る所にはロープが張られ、ところどころ「鍋石」との標識も有った。ただ、同じ標高が続き現在地が分かりにくかった。地形図「坂畑」の範囲に戻ったと思われてからしばらく歩いたところで道が二手に分かれていた。岩の上に進む道と岩の横を巻く道だった。先行者は巻く道を通っていた。「すぐ先で合流するに違いない」と思いながら岩を巻いて進むと上から合流する道が無かった。「なんだ上の道は行き止まりか」と思った。
 しばらく境界見出標を見ながら進んだ。やがて尾根は急に下り出して道を間違えたことが分かった。「このまま谷に下りよう」との考えは一笑に付し、元の道を戻ることにした。少し戻ると境界見出標の尾根が分岐している箇所に付いた。赤テープもあった。それでは境界見出標に沿って行こうと進んで行くと、この尾根もやがて踏み跡が定か出なくなった。途中の小峰で境界見出標が急降下して別の尾根に進んで行くところがあった。さすがにこの尾根は無いだろうと判断して通るのはやめ、元の所へ戻ることにした。ようやく最初に見た分岐の所に戻った。岩の上を登ると、屈曲して続いている正しい道を発見した。およそ14時に間違った道に入り込み、正しい道に戻った時には17時になっていた。雨はいつの間にかやんでいた。
 正しい道には時々「鍋石」の標識が有った。途中で暗くなり懐中電灯を頼りに歩いた。登山口も近づいた頃、沢を渡った所から再び道が分からなくなった。赤テープまで戻り、それらしきところを探したが見つからなかった。最後に磁石を取り出すと、下山方向は探している方角とは逆な事が分かった。反対側の暗がりを探すと、赤テープのついた正しい道が見つかった。しばらく暗がりを進み、ようやく車道の明かりが見えたときはほっとした。最後は星空を見ながら車道を道の駅に戻った。