雨のモロクボ沢2018/09/09 12:33

モロクボ沢の登り
 西丹沢のモロクボ沢を遡行した。遡行開始時は、あいにくの霧雨だった。出だしの30mの大滝は苦労して1時間近くかけて巻いた。中流部の4mほどの滝は、普段よりも水量が多いのか上半身まで水をかぶりながら登った。詰めの急坂は苦労した。四つん這いで登って畦ヶ丸北側の登山道に出た。5分ほど登山道を歩き山頂直下の避難小屋に着いた。小屋には先客の20代のカップルがいた。幸い雨はやみ少し明るくなってきたので、外のベンチでハーネスを外し、登山靴に履き替えた。
 帰りは西丹沢ビジターセンターへ登山道を下った。途中では「本棚の滝」に寄った。最後の流れを石伝いにジャンプして渡ると滝のそばまで近寄ることができた。滝を眺めて休んでいると、ボーイッシュな感じの細身の女性単独行者がやってきた。最後のジャンプをためらって流れの手前から写真を撮っていた。
 曇り空で、滝からの下りでは谷間はすっかり薄暗くなっていた。標識や沢にかかる橋を探しながら下った。下からの往復と言う女性も、通ってきたはずの道をうまく見つけられなかった。女性は首から赤い懐中電灯を下げて我々のすぐ後から付いてきたた。木の橋は所々外されていて、しばしば岩伝いにジャンプしなければならなかった。女性に渡りやすい場所を教えて上げた。最後に堰堤が有り、川幅が広くなっていた。女性は来る時には靴を脱いで渡ったとのことだった。靴を脱ごうかと思ったが、12-13cmの深さだったので、靴を履いたまま渡る事にした。少し水が靴の中に入った。
 西丹沢ビジターセンターに着くと急に本降りの雨になった。女性も無事下りてきて雨の中を駐車場の方に向かっていった。