妹背山の展望台 ― 2018/12/25 13:07

妹背山山頂
 高知県二つ目の山は宿毛(すくも)港から船で約50分の沖の島にある妹背山(いもせやま)だった。前日に船で沖の島の母島(もしま)港に向かった。波の高さ2mで向かい風のこともあり、船は揺れが大きかった。宿は港のすぐ目の前だった。宿の部屋からは港の夕陽がきれいに見えた。
 翌日は宿から歩き始めた。登山口からは照葉樹林帯の山道になった。緩やかに山道を登っていくと山頂に着いた。テニスコートほどに切り開かれ、丸太で作られた高さ約6mの展望台が有った。上からは海の眺めが良かった。展望を楽しんだ後、帰りは母島とは反対側の弘瀬(ひろせ)に下山した。弘瀬からは、ほとんど車の通らない車道を1時間半ほどかけて母島に戻った。途中で標高約120mまで登る必要が有り、思いの外大変だった。中間点を少し過ぎたところには白岩岬の公園が有り、白い岩の海岸がきれいだった。母島では帰りの船まで30分ほど待ち時間が有った。最初は閑散としていた港も船の時間が近づくと10人ほどが集まってきた。数人の乗客と供に帰りの船に乗り込んだ。帰りは追い風になったせいか行きほどには揺れなかった。
 下船時に同じ船室にいた40歳代の女性に「妹背山に登ったのですか」と聞かれた。「はい、山頂には展望台が有りました」と答えると、「ボランティアで私も加わって作ったんです。周りの木を切り開いて作ったんです。最初は鉄の展望台でだったんですけれど、後で木の展望台に作り替えたんです」と教えてくれた。
 下船後、歩いていく我々4人に、女性が「どこまで行くんですか」と聞いてきた。「駅まで30分歩いて行きます」と答えると、女性は「人数が少なければ乗せてあげるんですけれど」と言いながら港に駐車してあった軽自動車に乗り込んで行った。「どうもありがとうございます」とお礼を伝えると、女性は我々に挨拶を返しながら港の道を走り去っていった。