世田谷区北烏山の高源院へ散歩2020/05/02 13:40

高源院の鴨池
 5月1日は北烏山の高源院(こうげんいん)へ散歩で行った。以前、烏山川緑道を歩いた時に、「烏山川の水源は高源院」と説明版に記載されていたので行ってみたくなったのだ。
 北烏山は関東大震災後に東京の下町から集団移築されたお寺がたくさん有る場所で、通称、寺町と呼ばれている。高源院は寺町の一番奥に有った。境内に入り、よく手入れされた庭を進むと水源の池が有った。鴨池と呼ばれ、小さな案内板に世田谷100景になっている事が説明されていた。
 池には中央の弁財天まで赤い欄干の橋が架かっていた。橋を渡って弁財天まで行くと周囲のツツジが池の水面に映ってきれいだった。池の水深は浅いらしく、鯉が背中を水面に出しながら群生するスイレンの間を泳いでいた。スイレンの花はまだつぼみが多く、季節はこれからの様子だった。亀も鼻先を水面から出して泳ぎ回っていた。スイレンの群生の先には半ば湿地になった小島が有った。小島の倒木の上には泳ぎ疲れたのか亀が列をなして甲羅干しをしていた。
 お寺は静かだった。たまにぽつりぽつりと池を見に人が来るだけだった。しばらく甲羅干しの亀を眺めた後、静かにお寺を後にした。

世田谷区の多摩川へ散歩2020/05/08 11:01

多摩川
 5月7日は世田谷区の多摩川の河原まで散歩に行った。自宅からは歩いて40分ほどかかり、行くのは数年ぶりだった。
 青空が広がる良い天気だった。土手には風が心地よく吹いていた。対岸の丘の上には富士山が真っ白に見えた。人影はまばらだった。土手の斜面には紫の花がたくさん咲き、初夏の雰囲気だった。
 目の前の河川敷は、ラグビーの練習場らしく、ゴールポストが両脇に立っていた。芝生の養生中らしく、練習場には誰もいなかった。脇には簡易なベンチが有ったので座って休むことにした、行きがけにレストランで購入したテイクアウトの弁当を広げ、風に吹かれながら昼食を食べた。青空の下で食べる弁当はおいしかった。風のせいで弁当の袋が飛ばされそうになった。
 たっぷりくつろいだ後、再びマスクを着けて家路についた。またいずれ来ようと思った。

世田谷区の烏山川を歩く2020/05/15 10:12

高源院
 11日は世田谷区の烏山川を上流から下流へスルーハイクした。出発点は水源の池がある高源院で自宅からは歩いて2時間近くかかった。天気は良かった。光源院は静かなお寺で、誰も訪れている人はいなかった。池には亀と鯉が泳ぎ、サギがじっと獲物を狙っていた。まだ涼しい時間だったので、池を見ながらの涼を味わった。
 高源院を出発し、烏山川に沿って歩き出した。1時間ほど歩くと芦花公園に着いた。広い公園で木陰が涼しかった。人は少なかった。奥には花壇が有り、きれいな花が咲いていた。木陰のベンチで心地よい風に吹かれながら休んだ。芦花公園を出ると緑道として整備された細長い公園になった。ツツジをはじめとする様々な花が咲いていた。車も来ないので気分良く歩いた。歩く人も少なかった。1時間半ほど歩くと世田谷城址公園に着いた。戦国時代の小さな城跡で、丘の周りには木が茂っていた。木陰のベンチで昼食休憩にした。ちょうど暑い時間帯で休んでいる人はほとんどいなかった。
 三軒茶屋を過ぎると北沢川緑道と合流して目黒川緑道と名を変えた。人工の水流が脇に流れていた。流れには鯉と鴨が泳ぎ、流れ脇の花壇にはきれいな花々が咲いていた。日差しが強いせいか散歩する人はまばらだった。池尻大橋駅近くの国道246号線玉川通りに出たところで緑道が終わりスルーハイクが終了した。ベンチに腰掛け一休みした。日差しが強く、長い時間は休んでいられなかった。
 今回は更に自宅まで歩いて帰った。西日を浴びながらの2時間以上の歩きは苦痛だった。最後は飲み物も足りなくなった。自宅に帰り着いたときは、くたくただった。

世田谷区の蛇崩川を散歩2020/05/19 10:53

蛇崩川緑道のツツジ
 18日は世田谷区の蛇崩(じゃくずれ)川を散歩した。蛇崩川は、今は埋め立てられ、ほとんどが緑道として整備された公園になっている。
 出発点の馬事公苑前まで歩き、ケヤキ並木でベンチに座って休んでいた。ケヤキ並木の間の広場では、子供たちが小さな自転車に乗って遊んでいた。少し退屈したのか、お母さんに「今日はまだパン屋さん来ないの」と聞いていた。5分ほどたつと、音楽を鳴らしたワゴン車のパン屋さんがやってきた。子供たちに続いて我々もパンを購入した。
 蛇崩川跡に入り、住宅地を進んで行った。曇り空で涼しかった。小さな公園をいくつか通り過ぎた。やがて緑道になった。世田谷区の中央図書館前には水路があり、子供がオタマジャクシを取って遊んでいた。広い公園のベンチで先ほど購入した昼食のパンを食べた後、更に緑道を進んで行った。ツツジがきれいに咲いていた。歩いている人は、ほとんどいなかった。やがて雨が降り出した。だいぶ歩いたので、このあたりで引き返すことにした。
 帰りも歩いて戻った。雨は降ったりやんだりした。湿度も上がったのか、マスクの息がかかって眼鏡が曇ってきた。眼鏡を拭きながら歩いて帰った。

世田谷区北烏山の高源院へ散歩2020/05/23 13:22

妙寿寺
 20日は世田谷区北烏山にある烏山川水源の高源院まで散歩に行った。北烏山は、関東大震災後に移築されたお寺がたくさん建っている寺町で、周辺は静な雰囲気に包まれている。例えば高源院の向かいにある妙寿寺は敷地も広く、歴史を感じさせる趣のある建物も有る。周辺の雰囲気を味わいながら、すっかりなじみになった高源院に入った。
 烏山川水源の鴨池は11日に烏山川のスルーハイクをした時と同様に静かだった。池を眺めていた一人の若い男性も我々と入れ違いに帰って行った。スイレンの葉は9日前よりもだいぶ大きくなっていて短い期間ながらも季節の進みが感じられた。池の静けさを味わった後、高源院から久我山(くがやま)へ15分ほど歩いて商店街で昼食をとることにした。
 4月に数度来たインド料理の店に入り、カレーと食後のコーヒーを注文した。店には他の客が2人いた。しばらくするとインド人らしき店主がカレーを持って来た。「大盛にしてあります」との説明だった。どうやら1か月近く前に来た我々のことを覚えていてくれた様子だった。焼きたてのナンと一緒にカレーをおいしくいただいた。いつの間にか、お客は我々だけになっていた。食後、店主がコーヒーを持ってきたときに「久我山にお住まいですか?」と少したどたどしい日本語で聞かれた。「小田急線の方から来ています。歩くと1時間以上かかるんです」と答えると。少し驚いた様子で「仕事ですか?」と聞かれたので「散歩で」と答えた。「お客さんはどうですか」と質問すると「コロナで減っちゃって」と少し暗い表情で答えた。入口に「テイクアウト」の表示が有ったので、「テイクアウトは?」と聞くと「ちょっとだけ」との事だった。
 料理にすっかり満足して店を出た。高源院へ戻りながら「次に来た時にはアイスクリームも注文しようね」と相談した。

大田区の多摩川台公園まで散歩2020/05/28 13:14

丸子川のカルガモの親子
 昨日は丸子川沿いに大田区の多摩川台公園まで散歩した。暑かったせいか、丸子川沿いの道を散歩している人は、ほとんどいなかった。途中の小さな公園で木陰で休んでいる人や遊んでいる家族連れがいるだけだった。
 等々力渓谷を過ぎると丸子川の水量も少し多くなった。流れをのぞき込むとカルガモの親子が泳いでいた。子ガモは11羽いた。親鳥から離れまいと、ちょこちょこと泳ぐ子ガモが可愛らしかった。
 大田区に入ると、間もなく多摩川台公園に着いた。木陰は涼しく散歩している人が10人ほどいた。池には白い睡蓮が咲いていて、家族連れが周りで遊んでいた。あじさいもちょうど咲き始めていてきれいだった。
 帰りは暑さで疲れた。持ち合わせの水も飲み干した。家に着いてから、冷えた麦茶をがぶ飲みした。服を着替えようとしたら、黒地ズボンに汗の塩が白く吹き出していた。