小出俣山のテントで一泊2011/03/28 21:25

小出俣山のテント
 テントの写真が続くが、今回もまたテントの写真だ。週末は群馬県猿ヶ京温泉の北にある小出俣山(おいずまたさん)へ登った。中腹で一泊のつもりだったのでテントを持って行った。気温が低いことが予想されたので冬用の外張りも持っていった。
  予定していたテント場には15時40分頃に着いた。最初15cm位の深さのところまで雪を整地してテントを張ろうとした。ところがいざテントを建てようとすると時々強風が吹いた。そこで更に20cm深く掘って整地することにした。結局、設営に50分くらいかかってしまった。
 今まで、テントの中が0度以下になることは何度も経験していた。朝、起きると、シュラフの口の回りに霜が付いていた事も何度かあった。今回は外張りを使って暖かだった。こうなるとテント生活を楽しむためのウイスキーを持っていかなかったことが悔やまれた。明け方は室温4度だった。紐が凍るからと靴やワカンをテントの中に入れておいたのも正解だった。
  翌日は、新雪が30cmほど積もり、テントの壁の外側は高さ40cmほどまで雪に埋もれていた。テントに余分な荷物を置き、ラッセルをして山頂へ向かった。雪は膝上くらいまで来ることが多く、時には腰まで来た。粉雪だったので抵抗は少なかったものの100m標高を稼ぐのに1時間ほどかかってしまった。テント場から山頂まで休憩を含め4時間半もかかった。一方、帰りはラッセルのトレースを忠実にたどるだけなので、わずが45分でテントまで戻って来た。今回は、山頂では展望は得られなかったもののテント生活やラッセルはそれなりに楽しめて満足した。