石廊崎を歩く2016/05/19 20:16

入間への途中で
 5月7日に行った石廊崎は、昔にぎわった観光地と言った感じだった。石廊崎港口バス停から岬の先端まで、それほど観光客も多くなかった。閉鎖された土産物屋があちこちに有った。単に、伊豆半島の最南端と言うだけでは目の肥えた観光客を引きつけるには物足りないのだろう。岬に隣接しているジャングルパークも閉鎖されて通行止めになっていた。
 岬自体は、そこそこの絶景で、特に見どころとして劣るわけでは無かった。30分おきに出る遊覧船が下を通って行った。乗客は15人ほど乗っているようだった。岬付近からは、海岸まで下って自然の海に触れる事のできる道がない点は、少し物足りなかった。石廊崎からは、あまり歩かれていない長津呂歩道を通って仲木へ出、更に南伊豆歩道を入間まで歩いた。海から離れたところを歩く道で木漏れ日が心地よく、ヤマツツジも少し咲いていた。ところどころで視界が開け、上の方から海の眺めを見下ろすことができた。入間も仲木もシーズンは夏なのか、今は、がらんとした駐車場だけが目立っていた。
 入間からの帰りのバスは、直接、下田まで出ることができず、途中の下賀茂で乗り換えだった。乗り継ぎ時間が15分近く有ったので、バス停留所向かいのパン屋をのぞいてみた。一部が喫茶店になっていて、地元の人が二人でコーピーを飲んでいた。少しおなかがすいたのでメロンパンとメロン最中を購入した。メロンパンを食べたのは久しぶりで、割と大きかったせいもあり、1個食べて、すっかり満足した。メロン最中の方はお土産に持ち帰る事にした。
 結局、石廊崎は、このメロンパンが一番印象に残ったハイキングだった。