山梨市の甲武信ヶ岳に登る2019/05/28 14:29

甲武信ヶ岳山頂直下より富士山を望む
 今回の甲武信ヶ岳登山は8人のグループだった。西沢渓谷からの尾根伝いの登り(徳ちゃん新道)ではツツジやシャクナゲがたくさん咲いていてきれいだった。メンバーのうちの一人が足をつってしまったため、途中からベースダウンしたものの、全員が16時前に甲武信小屋に到着した。小屋は一つの布団に二人が寝るほどの混雑だった。
 翌朝も良い天気だった。グループのうちの6人は日の出を甲武信ヶ岳山頂で見るために朝食前に山頂往復に出発した。残りの我々二人は5時の朝食を食べてから山頂に向かう事にした。ちょうど日の出組の6人が戻って来たところで、入れ違いに出発した。
 山頂までの登りでは次々と登山者が下山してきた。我々が山頂に着いた時には他の登山者は3人だけだった。それも次第に減って、最後には水色の服を着た丸顔の若い女性だけになった。「今日は全部見えて良かったですね。昨日も来たんですけれど、もやで見えなかったんです」と話しかけられた。京都から来たとの事で、長野県側から千曲川源流を登り、今日は西沢渓谷に下山するとの事だった。「シャクナゲは咲いていましたか」と聞かれたので、「尾根伝いの徳ちゃん新道ではたくさん咲いていました。」と教えてあげた。しばらく展望を楽しんだ後、残り6人をあまり待たせるわけにはいかないので、「では、ごゆっくり」と挨拶して静かな山頂を後にした。下りでは食事を終えた登山者が次々と登って来た。
 甲武信小屋で全員が合流した後、雁坂峠経由で下山した。広々した雁坂峠での昼寝は気持ちが良かった。