長沼町の馬追丘陵でスノーハイクを楽しむ2022/01/24 14:10

瀞台に向け稜線を歩く
 19日は長沼町と由仁(ゆに)町の境に有る馬追(まおい)丘陵でスノーハイクを楽しんだ。数日前の大雪で札幌市方面から来る北広島駅からのバスは遅れていた。バス待ちの乗客10数人のうち2人は諦めて列を離れていった。通行人の男性が「そこに立っていると上から雪が落ちてくるよ」と親切に教えてくれた。見上げるとバス停の屋根に20cm程の雪が積もっていた。約35分遅れでやって来たバスに乗客が不平も言わず平然と乗り込んだのには少し驚いた。更に途中のバス停からも数人が無言で乗ってきた。車道と歩道の間には除雪された雪が身長ほどの高さに積み上げられ、道幅はバスが通るにはやっとの幅だった。時々雪を満載したダンプカーとのすれ違いで停車した。やがて広い国道に出てようやくスピードアップした
 東(あすま)庭園前で下りた時は40分遅れだった。最初の車道歩きは少し上り勾配で、振り返ると石狩平野の雪原がきれいだった。登山道入口の「馬追の名水」には1台駐車してあった。ワカンを付けている間に、もう一台やってきて男女のハイカーが先につぼ足で登って行った。トレースはしっかり付いていた。最初は少しトレースを離れて尾根伝いにスノーハイクを楽しみながら登った。やがてトレースと合流した。しっかり踏まれていた。足はそれほど潜らず、歩きやすかった。
 稜線に出て、山頂の瀞台(しずかだい)に向かっていくと小さなピークに着いた。ちょうど2人組が別の方角から登ってきた。「瀞台に行くんですよね。こっちは違いますよ。道を間違えたんです」と教えてくれた。二人組に付いて進んで行った。最後に一登りすると瀞台に着いた。自衛隊の基地沿いの山頂で金網越しに石狩平野が見えた。二人組が先に下山していった後、シートを雪の上に敷いて昼食休憩にした。金網に設置してある温度計が-4℃を示していた。風は無くそれほど寒さは感じなかった。
 下りは自衛隊基地内の車道をトンネルでくぐるショートカットのルートを通った。こちらもトレースがしっかり有った。行きの道と合流した所で若い女性の単独行が登ってきた。「瀞台まで行くんですか」と聞くと「行けるところまで行きます」との返事だった。ずいぶん遅くに登り始めるんだなと思っていると更に男性単独行が登ってきた。遅い時間帯に登り始める人が多い様子で、どうやら瀞台は夕陽の名所でもあるようだった。ショートカットの道を通ったおかげで、予定より1本早いバスに乗ることができた。幸い帰りのバスはほとんど遅れずに駅に着いた。ところが今度は札幌に戻るJRが5分ほど遅れた。北海道で冬を過ごすには、交通の遅れに動じない辛抱強さが必要と思った。

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