賑わいを取り戻した河口湖と足和田山2023/02/05 21:48

足和田山からの下りで河口湖を望む
 1月4日は河口湖の南にある足和田山に登った。河口湖駅は外国人観光客も多くて賑わっていた。本栖湖行きのバスも混雑していた。運転手に「団体さんは何人ですか」と問われ「14人で紅葉台まで」と答えると、近距離の人だけを乗せるバスを増発してくれた。増発バスも30人ほどの乗客だった。
 紅葉台入口で下車して歩き始めた。周囲の雑木林を見ながら未舗装の車道を紅葉台まで登った。紅葉台からは幅広の登山道になった。やがて三湖台に着いた。ウッドデッキのテラスが有った。快晴で富士山がきれいに見えた。西湖、本栖湖や富士の樹海も見えた。
 尾根を足和田山に向け登って行った。東海自然歩道になっているなだらかな道だった。最後に一登りすると足和田山山頂に着いた。2匹の犬を連れた親子が下って行くと我々だけになった。記念撮影後、昼食休憩にした。白ワインで乾杯し、太刀魚のあぶり焼きがふるまわれた。久しぶりに会った人もいて交流を深めた。登山者が時折登ってきては下っていった。背の高い西洋人3人組も登ってきた。ベンチに座り昼食を食べながら富士山を眺めていた。
 下りは秋葉神社を通って勝山バス停まで歩いた。バスは遅れていた。バス停前のお店の女主人が気にしてバス停の時刻表を見て確認してくれた。「バスが走る日なので確かに来ます。30分くらい遅れることも有るから」と教えてくれた。25分ほど遅れてバスがやってきた。車内はすし詰めに近く、すぐ隣にはインドネシアからの観光客が立っていた。支払い方が不安そうだった。身振りでスイカで払える事を教えたら鞄の中から真新しいスイカを出して見せてくれたので「OK」とうなずいた。河口湖周辺も昔の賑わいが戻ってきて何よりだと思った。

縞枯山で講習会2023/02/10 10:40

縞枯山への登り
 1月7-8日は北八ヶ岳の縞枯山に登った。二日目はアイゼンとピッケルの講習会だった。前日から行って少し雪山になれた上で宿に泊まってから当日を迎えることにした。
 初日は、ロープウェイ山頂駅で出発準備をした。アイゼンの紐のかけ方がはっきりせずネット動画で確認してから付けた。ほとんどの人が北横岳に向う中、縞枯山へ向った。雪は硬くアイゼンがよく効いた。縞枯山先の展望台まで行き木の陰で風を避けながら昼食休憩にした。登山者が数人登って来ては下っていった。下りは茶臼山との鞍部まで進んでから右へ曲がり、五辻を経由して山頂駅に戻った。展望が良い箇所が多く思いの外楽しむことができた。
 翌日は講習会の本番だった。参加者は7人だった。最初は自己紹介で、どの人もこの1-2年で雪山に登り始めたとの事だった。ロープウェイに乗る前にアウター手袋を着けたままでアイゼンを付ける練習をした。少しやりにくかったものの前日の練習の甲斐も有って割とスムーズに付けることができた。参加者のうちの二人はアイゼンの長さが靴に合っておらず講師に直してもらっていた。山頂駅からは、講師判断で行き先が人の多い北横岳から縞枯山に変更になった。雨池峠で昼食後、アイゼン歩行の講習を受けながら縞枯山山頂を往復した。最後は雨池峠の先で滑落停止練習をした。アイゼンを外し、ヘルメットを被り、ピッケルのブレード側にテープを貼って安全を確保してから始めた。スタッフバッグに尻を乗せ講師に足を引いてらい加速したところでピッケルで滑落停止をした。全員が3回ずつ練習したところで、この日の講習は終了となった。ロープウェイで下山後、解散となった。
 今回は基本的なアイゼン歩行、ピッケルの使い方を学び、講習の進め方も理解できて有意義だった。他人にも教えられそうな自信もつき、とても満足した。

裏磐梯の甚九郎山でスノーハイキング2023/02/18 21:23

小さな湖を見ながらの下り
 2月17日は裏磐梯の甚九郎山に登った。曇り空だった。ホテルを8時前に出発し、半ば凍った車道を45分歩いて尾根の取付きに着いた。ワカンを付けて登り始めた。尾根に足跡は無かった。
 前半は少し硬い雪に5cmほどの新雪が積もった登りで歩きやすかった。後半になると雪が柔らかくなり登りにくくなった。先頭を交代しながら登った。所々に兎や鹿の足跡があった。
 山頂はリボンの印が付くだけで標識は無かった。風は無く穏やかだった。木の間からは麓の小さな湖がいくつか見えた。シートを敷いて座り昼食休憩にした。ポットのお湯を飲みながらゆっくりとくつろいだ。帰りは往路を下った。天気はどんどん良くなり青空が広がってきた。木の間には磐梯山がきれいに見えた。
 予定より1時間ほど早く下山できたので、帰りにホテル近くのサイトステーションに寄り道した。翌日より雪まつりが開かれるとの事でステーションの周りには雪の灯籠ができていた。中に入ってコーヒーを飲み、青空の中の磐梯山を眺めながら疲れた体を休めた。

奥日光でクロスカントリースキー2023/02/20 15:49

5kmコースにて
 2月19日は奥日光の光徳温泉でクロスカントリースキーをした。今回は10人参加のツアーのリーダーだった。バスを下車したときは雨が降っていた。レンタルスキーを装着後、まずは歩行練習を20分ほどした。どの人もクロスカントリースキーは初心者だった。それでもスキーの経験者も多くて飲み込みは早かった。
 続いてコースに出ることにした。最初は1kmコースを行こうとして、5kmコースを進んでしまい0.5km滑ったところで間違いに気がついた。仕方なく折り返してスタート地点へ戻った。戻ると12時過ぎになったので昼食休憩にした。幸い雨は小降りになっていた。
 午後は3kmコースに向った。起伏の多いコースで転ぶ人も多かった。起き上がるのにも時間がかり予定より大幅に遅れてしまった。特にAさんはなかなか慣れず、下りになる毎に転び、みんなで助けながら一周した。Aさんも最後の方は無言で頑張っていた。3km一周が終わるとすでに15時になっていたので終了することにした。支度をして帰りのバスに乗り込んだ。
 帰りの列車でAさんに恐る恐る感想を聞くと、笑顔になり「みんなに迷惑をかけてしまったけれどとても楽しかった」と話してくれた。クロスカントリースキーのツアーを実施して良かったと思った。

日和田山での楽しい一日2023/02/26 21:17

男坂と女坂の合流点にて
 23日は奥武蔵の日和田山に登った。今回は17人の団体だった。登山道を登り始めると、すぐに男坂と女坂の分岐に着いた。9名が男坂、8名が女坂へと二手に分れた。男坂は大きな岩に手がかり足がかりを探しながら登る道だった。山を始めて間も無い人が「どうしたら良いんですか」と聞くので「前の人に付いていって下さい」と教えてあげた。登り詰めると女坂を登ったグループが先に着いていた。
 展望を楽しみながら少し登ると日和田山山頂だった。高さ4m程の塔が立っていた。記念撮影をした。休憩後、稜線を先へ進むと物見山だった。ベンチが有ったので、座って昼食休憩にした。更に稜線を進むと北向地蔵で祠の中にお地蔵さんが安置されていた。
 下山は五条の滝を経由した。以前、無料だった滝は、有料になっていて、希望者5人だけが200円を支払って滝に向った。整備された道を進むと清楚な滝が流れていた。滝壺にあたった光がちょうど滝の標識に反射してキラキラ輝き、きれいだった。
 滝から下山すると武蔵横手駅で、みんなが待っていてくれた。全員そろったところで解散し、電車に乗り込んだ。今回は、初めて会う人や、久しぶりに会った人もいて、楽しい一日だった。

妙高高原でスノーハイク2023/02/27 17:18

きつね池
 2月24-25日は。3月に実施するツアーの下見を兼ねて妙高高原でスノーハイクをした。妙高高原駅には宿の送迎バスが数台いるだけでタクシーはいなかった。うろうろしていると、お客を迎えに来ていた人が、「無料で行けるシャトルバスが有りますよ」と教えてくれた。バスは30人程の学生乗客で賑やかだった。学生達に話を聞くと「研究室で毎年来ている」との事で、中には「スノーボードは初めて」と言う学生もいた。学生達がペンションで下りると乗客は数人になった。ビジターセンターで下りる時に帰りのバスはどこで乗るのか運転手に確認した。
 初日は曇りだった。ビジターセンターで支度をし、ワカンを付けて「ほんどりすコース」と「きつねコース」を一周した。コースには青の番号札が付けられトレースもしっかり有って歩きやすかった。きつね池ではシートを敷いてコーヒーを飲んで、ゆっくりと休んだ。
 2日目は雪が降っていた。スキー場近くの「うさぎコース」を歩いた。今年は未整備とのビジターセンターの情報だったので、地形を注意深く観察しながら歩いた。トレースはかすかで新雪の中をワカンを使って登った。やがて意外にも青の番号札が出てきた。どうやら少しは整備されている様子だった。番号札に沿って進み番号札の最高地点から更に10mほど登って、この日の終点とした。シートを敷いて一休みするうちに少し日が差してきた。新雪に映る木の影がきれいだった。
 帰りの送迎バスにはスキー場前から乗った。乗車時、運転手から「こっちまで歩いて来たんですね」と言われ昨日と同じ運転手と分かった。バスは途中までホテルなどを経由して走った後、「今日は他のお客がいないので、このまま駅に直行します」と言って早めに駅まで走ってくれた。下車時、運転手から「一泊だけだと物足りないでしょ」と言われたので「また、来ます」と笑顔で挨拶した。