2年越しの安達太良山に登る2023/03/07 13:26

安達太良山への登り
 3月5-6日は安達太良山に登った。前年、悪天候のため山頂を断念した雪辱登山で、今回は7名の参加だった。中腹の「くろがね小屋」は3月末でいったん休館し、数年かけて建て替える予定だった。今回を逃すとしばらく小屋を利用できなくなり、貴重な山行だった。
 青空に雪山の映える良い天気だった。途中では山頂の岩峰がよく見えた。下山してくる人も多かった。中には小屋を往復するだけの人もいた。「小屋はお祭り状態です」と教えてくれた。我々が小屋泊まりと知ると「その権利がうらやましい」と言われた。
 小屋は、感染対策で定員の半分だけの受け入れだった。25人ほどの宿泊でゆとりが有った。夕食前にビールや缶チューハイで乾杯して歓談した。日本酒はすでに売り切れとの事だった。夜は月明りに周囲の山がうっすらと見え穏やかだった。
 翌日も風がほとんどなくて穏やかだった。曇りで時々青空の見えるまずますの天気だった。アイゼンを効かせ、しっかりトレースの付いたルートを山頂へと向った。山頂で前年の雪辱ができた記念の撮影をした。下りは勢至平を経由した。前年雪が深くて迷った事が嘘のように快適なコースだった。下山後は温泉に入り、二本松駅近くの寿司屋で祝杯を上げた。

晴天の妙高高原をスノーハイキング2023/03/13 13:39

うさぎコースを自由に歩く
 3月11-12日は妙高高原にスノーハイキングに行った。2週間前の下見に続く本番で7人グループのリーダーだった。シャトルバスでビジターセンターまで移動し、簡単に腹ごしらえしてから出発した。
 積雪は1.5mほどだった。「ほんどりすコース」入口に余分な荷物をシートにくるんで保管した。各自のワカン、スノーシューの状況を確認してから出発した。「ほんどりすコース」は足慣らしにちょうど良かった。一周後、次は「きつねコース」を歩いた。目的地の狐池は氷が少し溶けて水面が出ていた。2週間前よりも趣があった。ビジターセンターに戻った時は、まだ時間が有ったので、イモリ池まで行き青空の下の妙高山を眺めた。シャトルバスに乗り宿に向った。
 二日目はスキー場の休憩室で準備をしてから「うさぎコース」に向った。最初の部分をショートカットして途中からコースに合流した。コースの最高点から更に上に向い、前回よりも40mほど高い標高880mまで登った。開けた場所が有りシートを敷いて休んだ。少し高い場所からは正面に斑尾山が見えた。奥のブナの木の根元で集合写真を撮った。帰りは足跡のないまっさらな雪の森を先頭を代りながら自由に歩いた。最後の小川を渡るところは前回よりも雪が溶けていて慎重に渡った。スキー場の駐車場に出たところで、今回の予定を終了した。
 二日間とも良い天気に恵まれ展望も良く満足した。ワカンを初めて使ったAさんは先頭で雪を歩くのが気に入った様子で「とても面白かった」と言っていた。今回のツアーはまずまずの成功だった。

霧氷の花立山に登る2023/03/18 21:59

霧氷の中を登る
 3月16-17日は、なべくら高原でクロスカントリースキーと花立山登山をした。初日は、戸狩野沢温泉駅から送迎車に乗り「なべくら高原森の家」まで行った。センターハウスでコーヒーを飲んでからクロスカントリースキーを借りて出発した。すぐに、「ツアーの下見で花立山に登った」と言う3人組が下山して来た。雪原を滑った後、戻ってくる時に山から下りてきた30人程のスノーシューの団体と会った。外国人の団体だった。後で「森の家」の受付に聞くとインターナショナルスクールのツアーで雪の上でテントを張っているとの事だった。
 翌日は霧の中を花立山に向った。途中で前日の下見の人達のトレースから外れて一つ東寄りの尾根に向った。標高を上げて行くと霧氷が見られた。県境稜線の小ピークまで登ると意外にも山頂との間は雪庇ができていて尖った雪の稜線になっていた。残りの3人を留守番に山頂へ1人で向う事にした。
 ストックを逆さまに持ち、雪に差しながら進んだ。幸い15mも進むと穏やかな稜線になった。10分ほど登ると山頂に着いた。3人が待つ小ピークへは声を上げて「山頂に着いた」事を連絡できるほどの近さだった。山頂には前日のトレースが反対側から登ってきていた。やがて霧が晴れて日が当たり始めた。東西に続く県境稜線がきれいに見えた。木からは霧氷がバラバラと音を立てて落ち始めた。山頂からの戻りはバラバラ落ちる霧氷を体に受けながらの歩きになった。
 4人合流後は登ってきた尾根を下った。晴れてきて景色が良くなり、雪も柔らかくなって快適に下った。下りはあっという間だった。「森の家」に戻ったときは、まだ帰りまで1時間程余裕があったのでコーヒーを飲んでゆっくりした。

雪の赤城山2023/03/22 17:29

山頂付近の稜線
 3月21日は赤城山に登った。バスが赤城山のカルデラに入ると大沼(おの)が見えて来た。凍った湖の上にはワカサギ釣りのテントがあちこちに張られていた。
 「あかぎ広場」でバスを下車して歩き始めた。黒檜(くろび)山登山口からの登りは急坂で登るにつれて雪が増えてきた。踏まれて硬くなり滑りやかったので、途中で軽アイゼンを付けた。
 稜線の分岐から山頂までは一登りだった。標識前で記念撮影をした。更に5分程なだらかな雪の稜線を進むとビューポイントに着いた。5-6人登山者が展望を楽しんでいた。ツェルトを敷いて腰を下ろし、昼食休憩にした。谷川岳や尾瀬の山々が白く見えた。日が当たり暖かだった。
 下りは駒ヶ岳を経由した。駒ヶ岳の先で稜線を離れると、雪は無くなった。ぬかるみも多くなった。途中で泥だらけになった軽アイゼンを外した。駒ヶ岳登山口からはビジターセンターまで車道を10分程歩いた。ビジターセンターはあいにく15時45分で終了していた。外のベンチに座ってポットのお湯を使ってインスタントコーヒーを飲みながら帰りのバスを待った。