御前ヶ遊窟の岩登り2018/10/25 17:04

御前ヶ遊窟
 週末は、新潟県津川の御前ヶ遊窟に登った。登山口で登山者名簿に名前を記載してから登り始めた。最初は沢沿いの斜面を横切って進む道だった。所々滑りやすかったので注意して歩いた。1時間余り進むと目指すシジミ沢出合に着いた。ここからは沢の濡れた岩の登りになるので、渓流タビとハーネスを付ける事にした。出発準備をしていると、50歳代男女の7人組がやってきて抜いて行った。
 シジミ沢は、最初のうちは苔の付いた岩をいくつも越えていく急登だった。やがて一枚岩(スラブ)の登りになった。水が少し流れてナメになっていた。脇の木の枝やロープ、鎖を頼りに登った。ルートを示すピンクのテープが付いていた。登るに従って紅葉がきれいになって行った。やがて岩壁の下の草地を横切る道になった。200-300mほど前方の岩を先ほどの7人組がロープを使って登っているのが見えた。少し進むと岩壁の下に洞窟が二つ有った。御前ヶ遊窟だった。二つ目の洞窟は8畳ほどの広さが有り、壁近くには平たい石を積み上げた高さ1m程の塔が立っていた。床は乾いた砂地でアリ地獄の巣が5-6個有った。
 御前ヶ遊窟から岩壁横の岩場を登って行くと、先ほど7人組がロープを使って登っていた岩場に着いた。少し急だったので我々もロープを使う事にした。まず、同行のO氏が先に登った。苦労しながら登り、20mロープが伸びきったところで木の生えた所に到達した。今度は確保してもらって私が登った。岩にしがみつくような感じで苦労した。O氏の所までたどり着いてほっとした。「よくこんな所を登れましたね」と声をかけると「必死だった。4級位だろう」との返事だった。
 岩を登り切ったところからヤブを登り詰めると登山道に出た。どうやら登った岩場の下を左手に横切るのが正しいルートだったらしかった。7人組が登っていたのにつられて岩場を登ってしまった。登山道に出てからは右手に一登りで山頂に着いた。足のすくむような岩の上だった。