只見町の村杉岳からの下りで道迷い2019/05/04 17:06

大川猿倉山手前のテント
 村杉岳から1508m峰を経由して北へ向かう稜線は途中からヤブになった。枝をかき分けながら歩いた。テントを張れる良い場所は、なかなか見つからなかった。4時間ほど歩いた大川猿倉山山頂まで標高差100mの所で、やっと良い場所が見つかった。すでに5時近かった。斜面を整地してテントを張った。
 翌朝は荷物をテントに置いて、まず大川猿倉山山頂まで登った。計画では更に北の稜線を進む予定だった。ところが大川猿倉山から50mほど下った所で稜線が切れ落ちて進む事ができなくなってしまった。あきらめて引き返す事にした。テントを回収し、再びヤブをかき分けて歩き、1508m峰まで戻ってテントを張った。
 最終日は雨だった。最初は快適なブナの尾根の下りだった。雪の上にはブナの実がたくさん落ちていた。やがて尾根が不明瞭になった。雪も少なくなり、ところどころヤブになった。霧も出てきて進む方向が分からなくなり、何度もGPSで確認した。登り下りを繰り返しているうちに、また自分たちの足跡の所に戻ってがっかりした。やがて霧が晴れ左手上方に明瞭な尾根が見えた。舌打ちしながら急坂を登り返し、ようやく正しい尾根に入る事ができた。行ってみると先ほど途中まで下って引き返した所だった。谷間では、GPSもずれが大きくなり必ずしも当てにできないと再認識した。
 何とか無事にダム管理道路まで下りることができ、あとは管理道路を歩いて戻るだけだった。雪の積もった道路は歩きにくかった。疲れも出て奥只見丸山スキー場までの3時間弱が長かった。

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