群馬県川場村の鉱石山にキノコを見ながら登る2020/09/29 12:23

鉱石山のマイタケ
 9月26日は群馬県川場村の鉱石山に登った。前日からの雨は、当日朝には霧雨になっていた。レインウェアを着て宿を出発した。
 林道から登山道に入ると広葉樹の森になった。トチの木が有り、足下には実が落ちていた。傾斜が緩くなった斜面の登りではトロッコの線路跡が残されていた。稜線まで登るとアキノキリンソウやサラシナショウマが林床に咲いていた。山頂付近はミズナラが多かった。霧の山頂では、シートを敷いて座り、メンバー持参のアップルパイとコーヒーをおいしくいただいた。
 下山は尾根伝いに反対側へ向かった。ミズナラの森は、いっそう雰囲気が良くなった。キノコもあちこちで生えていた。枯れ木の根元には黄色いキノコがびっしり生えていてびっくりした。別の場所には傘の差し渡しが10cm以上の大きなキノコも生えていた。ミズナラの木の根元には手のひらを二つ広げたくらいの大きさにマイタケが生えていた。
 宿に戻ったときも霧雨は降り続いていた。服を着替え、バスの待ち時間を宿の中で過ごす事にした。コーヒーと地ビールを注文し、ロビーで休んで良いか尋ねると「ソーシャルディスタンスを保って座ってください」と言われた。椅子に座り、コーヒーを飲みながら秋の楽しい山行を振り返った。