みちのく潮風トレイルのムラサキウニ解禁2022/07/03 15:29

最終日、道の駅への途中で
 28日からの「みちのく潮風トレイル」トレッキングも3日目に入った。朝から暑い日だった。バス停で待っていると隣りの民家の女性が「昔は販売機が有ったけれど無くなっちゃって」と言いながら280ml入りのペットボトルのお茶を差し入れてくれた。
 バスで大須まで行き昨日の続きを歩いた。大川小学校の震災遺構を見学し、長面浦(ながつらうら)まで来た。工事の作業者に「どこまで行くの」と聞かれ「大須崎まで」と答えると、「歩いてですか。暑いので気をつけて下さい」と励まされた。峠の山道を越え、名振漁港に出ると車道歩きになった。暑さに耐えながら一つ岬を越えると船越に着いた。港の番屋の軒下で大の字になって冷たいコンクリートで体を冷やした。首にも濡らしたハンカチを巻き付け何とか復活してきた。次の荒峠は冷たい風が吹き抜け気持ち良かった。荒浜海水浴場では砂浜の大岩の陰で休んだ。ようやく元気が出てきた。コーヒーを飲んでゆっくりした。
 この日の目的地の大須埼灯台は、まわりに花が植えられてきれいだった。金華山を眺めてゆっくりした後、民宿の迎えの車に乗り込んだ。10分ほどで隣の集落、桑浜に有る民宿に着いた。この日がウニの解禁日との事で、夕食には一人一個のムラサキウニが振る舞われた。味噌汁には大きなシジミが入っていた。尋ねると「北上川のベッコウシジミで震災で採れなくなったけれど2年ほど前から採れるようなった」との事だった。朝食は地元岩のりをたっぷり乗せたご飯がおいしかった。
 最終日は車で大須埼灯台まで送ってもらい続きを歩いた。白銀神社の灯台付近にはカンゾウが咲いていた。桑浜漁港で休憩後、坂を登ると民宿の前に出た。中でおかみさんが作業をしているのが見えたので手を振って挨拶した。道の駅まで歩き、今回のトレッキングを終了した。おみやげに泊まった民宿のおかみさんの写真が入ったワカメとフノリを買った。道の駅のウッドデッキで涼しい海風に当たりながら帰りのバスを待った。

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