お花畑を楽しみながら富良野岳に登る2022/07/19 13:27

富良野岳からの下り
 14日からの十勝連峰登山も16日の最終日になった。富良野岳を日帰りで登ることにした。白銀荘のテントに余分な荷物を置き、バスに乗って十勝岳温泉まで行った。駐車場には車があふれ道の路肩にも停めてあった。歩き始めは晴れだった。一方、行く手の富良野岳には霧がかかっていた。ナナカマドの花やチシマノキンバイなとの高山植物を楽しみながら登った。次々と下山者とすれ違った。
 稜線の分岐点まで登ると一面の霧になった。風も強く、レインウェアを防寒のために着た。山頂に向け稜線を歩き始めると次々とお花畑が現れた。コマクサ、チングルマ、ウサギギクなどを楽しみながら登った。途中でエゾルリソウの花を楽しんでいると、下山して来た人が「山頂手前にはアズマギクも咲いているよ」と教えてくれた。
 山頂近くまで登ると幸いなことに霧が晴れてきた。今まで霧だったせいか山頂の登山者は意外なほど少なかった。風が強かったので風が避けられる風下側で休んだ。周辺の山々を見ていると、やがて十勝岳にかかっていた霧も取れて尖った山頂が見えてきた。昼食を食べながらゆっくりした。しばらく地図を見ていて次に顔を上げると周囲は真っ白になっていた。あっという間の出来事だった。じっとしていると寒かったので下山することにした。
 下りでは登りの時よりもすれ違いが少なかった。無事下山したときに最後に一緒に歩いていた女性4人組に「お疲れ様でした」と言われた。予約のタクシーで白銀荘に戻りテントを撤収した。ソフトクリームを食べてバスを待った。バスで上富良野駅に出てJRで一駅乗った美馬牛(びばうし)に着いたときは18時半になっていた。ゲストハウスに入り缶酎ハイで祝杯を上げた。

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