バスで行った志賀坂諏訪山2017/01/12 19:59

志賀坂諏訪山山頂から両神山を望む
 志賀坂諏訪山は埼玉県でも最も奥まった位置に有る。西武秩父駅からのバスは途中の小鹿野(おがの)町までで、登山口のある坂本にはバスを乗り換えなければならなかった。
 小鹿野までのバスは高校生も多く乗客13人だった。途中で二人ほど乗客を降ろした後は全員が小鹿野までの乗客だった。乗り換えの小鹿野役場で私を含めた4人が下車すると、高校生だけになったバスは、終点の小鹿野車庫へと走って行った。小鹿野役場で下車したのは全員登山者で、坂本行きのバスへ乗り換えの乗客だった。私以外の3人は20歳くらいの男性グループで大学生らしかった。坂本行きバスの乗客はこの4人だけで全員が終点で下車した。身支度している3人を置いて一人歩き始めた。20分程で二子山への登山口に着いた。登山口には民宿が有り、煙突から煙が暖かそうに出ていた。ほどなく民宿から50歳くらいの女性が布団を手押し車に積んで出て来た。日の当たる薪の上に布団を干していた。私の出発と入れ違いに先ほどの3人組が賑やかに登ってきた。どうやら二子山に登る様子だった。
 志賀坂諏訪山山頂で両神山の眺めを楽しんだ後、反対側の群馬県側に下山した。帰りは上野村から高崎線の新町駅まで走るバスに途中の古鉄橋から乗る予定だった。予定より1時間半ほど早く下山したので1本前のバスに乗れるかしらと思い、バス停で時刻表を見た。ちょうど1分前のバスが有った。ここ数分でバスが走って行った形跡はなかった。まだバスは来てないだろうと思ったら、1分もしないうちにバスがやってきた。おかげで体も冷えないうちにさっとバスに乗り込むことができた。
 他の乗客がいなかったバスも途中からポツリポツリと乗ってきて5-6人の乗客になった。谷間の夕暮れの景色も次第に暗くなって行った。2時間近く乗って新町駅に着いたときは、真っ暗になっていた。