熊野古道を歩く2016/05/17 20:04

熊野古道を登る
 週末は紀伊半島南部にある八郎山に登った。前日は紀伊田原駅から歩いて10分ほどの国民宿舎で宿泊した。当日朝は、宿舎前の海岸でハマヒルガオを眺めた。紀伊半島も先端近くになると、きれいな海岸でも人は少なく、犬の散歩をさせている人がいるだけだった。誰も見る人がいないのにハマヒルガオがきれいに咲いていた。
 この日は文字通り0mからの山登りと言った趣向だった。とは言え、標高は250mの山なのでたいしたことは無い。国道を離れると、車もぐっと少なくなった。集落の脇道入口に色あせた熊野歩道の標識が有った。脇道を進むとネギ畑で、ちょうど取り入れの真っ最中だった。集落外れ近くに、今度は少し文字のはっきりした標識が有り、山道に入った。登り坂は、昔から使われている熊野古道らしく、巧みに小さな起伏を迂回して緩やかに付けられていた。広葉樹の森で気分良く歩くことができた。
 八郎峠まで登ると、熊野古道は、そのまま反対側に進んでいた。熊野古道を直進すると山頂に行きそびれるので、ここで古道を離れ、八郎山山頂に向かった。こちらは少し急坂でロープも有った。山頂で海の展望を楽しみながら早めの昼食休憩にした。山頂での休憩後、八郎峠に戻り熊野古道の続きを歩いた。再び、ゆるゆると下り、平地まで下りた。田植えの終わったばかりの田んぼにはサギが数匹飛び回っていた。田んぼにはオタマジャクシが泳いでいた。
 熊野古道とは言え、あまり観光とは縁遠い場所を歩いたせいか、結局、山中では誰にも会わなかった。

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