妙法ヶ岳の危ない登山者2017/01/23 19:50

妙法ヶ岳 山頂直下の登り
 妙法ヶ岳は三峯神社の奥宮にもなっている。以前は麓の大輪からロープウェイが三峯神社まで通じていたが、今は廃止になり、代わりにバスや車で三峯神社まで登るのが普通になっている。妙法ヶ岳は三峯神社から1時間程で行けるので、車で神社まで来て、急に思い立って登る人もいるようだ。登山としては三峯神社からの往復では物足りないので、大輪から昔の表参道を登ることにし、下りだけ三峯神社からバスを利用することにした。
 麓の大輪から三峯神社までは2時間半余りだった。雪は行程の半分ほどで積もっていた。三峯神社外れの鳥居からは踏みつけられた雪が続くようなったので軽アイゼンを付けた。積雪は5-10cmだった。最後の鎖の着いた階段を登ると山頂に着いた。少し時間が押していたので雲取山や両神山の展望を楽しんだだけで15分程で山頂を後にした。
 下り始めてすぐ革靴にコートを着た30歳位の男性単独行者とすれ違った。足跡を見ると、靴裏のギザギザのほとんどない、町中で履くような靴だった。「こんにちは」と声をかけたが、無言ですれ違っていった。雲取山との分岐の小鞍部を過ぎると右下がりの斜面を横切る道になった。少し登り気味の雪道だった。30代の男性単独行者が我々の通過を待っていてくれた。ところが我々を谷側で待っているうちに足元の斜面が崩れ男性が50cmほど滑り落ちてしまった。びっくりした。下を見ると、そのまま雪の斜面が谷まで続いていて谷まで止まりそうにない斜面だった。「まじめな話、かなり危ないですよ。こちらに寄った方が良いですよ。」とストックで山側を示すと、無言で素直に山側に位置を変えていた。
 道を譲るときは山側で待つのは、普段から癖にしておかないとならない。さもないと、うっかりしてして危ない状況になる場合があるとあらためて思った。

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