湯ノ丸山のキャンプ場2017/08/28 15:22

夕暮れのキャンプ場
 湯ノ丸山のキャンプ場は広々としいた。ちょうど地元の幼稚園児50-60人のキャンプと重なっていたため、炊事場は子供達で混雑していた。テントは、まだ、たたんで草の上に置かれていた、張る場所だけ決めただけの様子だった。先生達が広場の中央を示しながら「ここでキャンプファイヤーをやります」と申し訳なさそうに教えてくれた。広場から少し離れた所に我々のテントを張る事にした。
 テントに荷物を置いて湯ノ丸山に登った。湯ノ丸山から戻って来ると、子供達のテントが10張りほど張られていた。子供達は炊事場で夕食の準備中だった。我々もテントの横でワインを飲み、夕食を食べてくつろいだ。きれいな夕焼けを眺めながら、おいしい食事をした。
 やがて日が暮れると子供達がキャンプファイヤーを始めた。ゲームをしていた。先生が動物の名前を言うと、その文字数だけの人数が輪になるゲームだった。たとえば「インドゾウ」なら5人が集まって輪になるルールだった。先生が「アフリカゾウ」と言ったので子供達はわいわい言いながら6人ずつグループになった。ちょうど人数が半端だったので見ていた我々も6人グループの一員に引きずり込まれてしまった。次に「ライオン」と先生が言った時は、逆に人数からあぶれてしまった。
 翌日の昼過ぎ、篭ノ登山から戻って来ると、キャンプ場のテントはきれいに片付いていた。昨晩、賑やかだったことが嘘のようだった。暑い日差しの中に我々のテントが残っているだけだった。