湯殿山は冬山に逆戻り2023/04/10 15:20

ネイチャーセンターに向っての下り
 4月9日は湯殿山に登った。今回は6人パーティだった。前日は志津温泉に宿泊した。チェックイン後、宿の近くでアイゼンの装着確認、ピッケルでの歩行練習、斜面での滑落停止練習をした。練習中にみぞれが降り出したので早々に引き上げた。宿に戻り、濡れて冷えた体を温泉で温めた。夕食は山形名物の芋煮やキノコ汁、春の山菜も有っておいしかった。
 夜の間に雪が降り、翌朝は10cm以上道路に雪が積もっていた。除雪作業も終わった7時半過ぎに宿の車でネイチャーセンター入口まで送ってもらい歩き出した。雪はやみ青空が少し見えた。新雪が15-20cm積もっていた。少しでも楽になるよう先行者のスキーの跡を利用して登った。途中でスキー跡を離れ、小さい沢を越え、急坂を登ってブナの台地に出た。美しい森を見つつ先頭を交代しながら尾根を登った。森林限界が近づくと再びスキーの跡に合流した。
 森林限界に出ると上の稜線に10人ほどのスキーヤーが見えた。しばらくすると、次々と新雪をまき散らしながら気持ちよさそうに滑ってきた。我々は山頂まで行くのは時間的に厳しそうなので、ここまでとし記念撮影をした。撮影が終わる頃には風の冷たさで体が冷えてきた。樹林帯まで下って休む事にした。下り途中で20人ほどのスキーヤーとすれ違った。「山頂まで行きましたか」と聞かれたので「途中まで」と答えた。逆に「山頂まで行くんですか」と聞くと、「いや~途中までですよ」との事だった。「急に冬山になっちゃいましたね」と言われた。樹林帯の風の緩いところで昼食休憩にした。
 休憩後は自分たちの付けた足跡に従って順調に下った。急坂はピッケルを使って下った。ネイチャーセンター入口からは車道を宿まで下った。宿の温泉に浸かって一休みしてから帰りのバスに乗り込んだ。今回は春山のつもりだったのに雪が積もり冬山になってしまった。山頂までは行けなかったけれど、雪山を存分に楽しむことができて満足した。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック