太東崎灯台への途中で2017/02/17 20:36

津々ヶ浦
 東浪見(とらみ)駅から20分ほど歩くと九十九里浜の南端近くの東浪見海岸に出た。波は少し高くサーフィンをしている人が30人ほどいた。東浪見海岸の南には岬町ハイキングコースが有った。あいにく3月下旬まで工事中で閉鎖されていた。やむなく車道を迂回して津々ヶ浦に向かった。
 長さ30mほどのトンネルを出ると津々ヶ浦に着いた。釣りをしている人が3人ほどいた。一休みしようとあずまやに向かうと、ちょうど犬を連れた70歳くらいの少し日焼けした男性が反対からやってきた。「こちらの方が暖かいですよ」と、あずまやの日なた側のベンチに有った貝殻をどけてくれた。お言葉に甘えて日なた側に男性と背中合わせに並んで座る事にした。昼食のおにぎりを食べながら、どこから来たか尋ねると「江東区の砂町に家が有るけれど、今はこちらに一人で住んでいる。家族は少し心配しているけれど、運動ができるのでこちらの方が過ごしやすい。」との返事だった。
 しばらくすると一人の釣り人が30cm位の魚を釣り上げた。「アジですか」と聞くと「あれはイシモチだ。このあたりではイシモチが良く釣れる。」と教えてくれた。やがて男性は犬の散歩の続きで立ち去っていった。他の人がいなくなったあずまやで、ポットのお湯でコーヒーを入れ、海を見ながらゆっくりくつろいだ。
 津々ヶ浦から少し歩いて高台に登ると太東崎灯台だった。スイセンが咲いていた。北にも南にも海岸が続いて見えた。海からの風がさわやかだった。

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