佐伯市の展望の山 元越山に登る2021/12/23 14:55

元越山への登り
 12月15日は佐伯市の元越山(もとごえさん)に登った。佐伯駅からのバスは、途中で8人乗りのコミュニティバスに乗り換えになった。乗り継ぎ券を渡しながら運転手に行き先の「宮の下」を告げると「元越山に登るなら一つ先の色利(いろり)で下りた方が良いよ」と教えてくれた。「登る人は多いんですか」と聞くと「元旦には日の出を見に大勢が来るんだ」と教えてくれた。バスを下りて運転手に教わった通り川沿いに進むと登山口が有った。
 登山道は最初は急坂だったものの、その後は緩い登りになった。少し紅葉が残っていた。途中には展望所が四つ有った。登るに従い海の眺めが良くなった。暖かさに誘われたのか小さなツツジ(フジツツジ)が道脇に少しだけ咲いていた。小さなピークを巻くトラバース道には「木洩れ日の径」と表示され、照葉樹の間からの木洩れ日が気持ち良かった。
 山頂は広い芝生地になっていた。360渡の展望で山頂の中央には石造りの展望図が有った。入り組んだ海の眺めがきれいだった。四国が霞んで見えた。展望を楽しみながらゆっくり休んだ。いつの間にか予定時間ぎりぎりになってしまい、名残惜しい山頂を後にした。
 下りは海とは反対側の登山道を通った。最初のうち緩い下りだった登山道は、途中から少し急になり、削られた岩の間を進む道になった。ロープがつけられた道で少し歩きにくかった。時間が足りなくなり急ぎ足で下った。バス停に着いたのはバス時刻の5分前だった。