雨の予報の中を延岡市の可愛岳に登る2021/12/24 13:07

急坂を可愛岳に向かう
 12月16日は延岡市北部の可愛岳(えのだけ)に登る事にした。午後から雨の予報だったので予定より早く出発することにした。朝はバスの便が悪いのでタクシーで登山口に向かった。運転手に「可愛岳に登ったことがありますか」と聞くと「近くの行縢(むかばき)山には子供と登ったことがあるけれど可愛岳はない」との返事だった。西郷隆盛宿陣跡記念館近くの登山口で下車して歩き始めた。
 最初は緩い尾根歩きで時々展望が開けて目指す可愛岳が見えた。途中の「ザレの頭」からは急になり、岩がゴロゴロして歩きにくくなった。稜線に出ると今度は大きな岩が多くなった。岩の間を縫うように進んだ。途中の「ノゾキ」は絶壁の上で展望が開けていた。
 岩の間を進んで行くと山頂に着いた。空は暗くなりポツリポツリと雨が降り出した。奥に見える大崩山(おおくえやま)方面にも雨雲がかかっていた。おにぎりを1個だけ食べて軽く腹ごしらえをしただけで、早々に下りる事にした。帰りは途中の分岐をまっすぐに進んで烏帽子岳を経由した。こちらも絶壁の上で眺めが良かった。
 少し早めに歩いたので、バス停に着いた時はバスまで30分ほど時間が有った。幸い雨は途中でやんでいた。バス停横の階段に腰を下ろし、食べそこなった昼食の残りを食べながらバスを待った。地元の男性が通りがかり、「お昼を食べているんですか」と声をかけられた。「はい。可愛岳に登ってきたんです。雨の予報だったので早く下りてきて、今、お昼を食べているんです。」と答えると、「ありがとうございます」とお礼を言われた。やがてやってきたバスに気分良く乗り込んだ。